SSブログ

武蔵御岳山(東京都) [南関東の旅]

武蔵御岳山
武蔵国の御岳山「武蔵御岳山」は標高929m、古くから山岳信仰の対象となっており、山上には「武蔵御嶽神社」が建立されている。東京都青梅市にあるので都心からも近く、新緑や紅葉の時期には宿泊客や登山客で賑わう。

御岳山には指定車両でないと登れないので、車は御岳登山鉄道「滝本駅」の駐車場に置き(有料であるが、宿泊証明をもらうと割引となる)、御岳登山鉄道で「御岳山駅」へ。

「御岳山駅」駅前広場からの眺望。
DFI_7176.jpeg

御岳山駅から武蔵御嶽神社へ向かう道は、神社の参道であり最初に鳥居がある。訪れたのは紅葉の時期、紅葉狩りをしながら参道を・・ゆっくりと。
DFI_7182.jpeg

神社に近くなると坂もきつくなり、日頃の運動不足がたたって息が切れる。やがて大きな「神代欅」に出会う。推定樹齢は一千年の天然記念物である。
DFI_7197.jpeg

参道は武蔵御嶽神社の御師が宿坊などを営む「鳥居前町(神社の門前町をこう呼ぶらしい)」となっており、本日の宿も御岳山宿坊、再訪である。

御岳山宿坊「山香荘」
DFI_7231.jpeg
宿坊「山香荘」は作家「浅田次郎」ゆかり(母方実家)の宿。
DFI_7198.jpeg
浅田次郎著「神坐す山の物語」はこの家での不思議な出来事を記した物語。

数年前の宿泊では客が我々夫婦だけ、宿の大広間は昼でも暗く、物語の通り「神坐す」雰囲気抜群であった。季節は夏、部屋の外にあるトイレに一人で行くのは怖い・・夏の夜だった。

今回は久々の宿泊、暗かった大広間は明るい食堂になっており、宿泊客も多数、「神坐す」雰囲気が薄れたのはちと残念だったが、料理は相変わらず美味しく・・食欲の秋を満喫した。

ここは「民藝の宿」とも謳っており、ラウンジには民藝品が並んでいる。
DFI_7184.jpeg
売ってもいるので・・コーヒーカップを購入。

宿からは、通ってきた参道入り口の鳥居が見える。
DFI_7202.jpeg

関東平野も一望、関東の霊峰「筑波山」、翌早朝。        (Adobe Stock my portfolioに掲載)
DFI_7203.jpeg

朝日に映える紅葉、宿の窓から。
DFI_7206.jpeg

武蔵御岳山地図


(2021年11月中旬 撮影機材 Nikon Df )
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

武蔵御嶽神社(東京都) [南関東の旅]

武蔵御嶽神社
武蔵御嶽神社は、東京の奥多摩にある御岳山の山上に鎮座する神社である。由緒によると崇神天皇7年の創建とされ、天平8年(736年)に僧の行基が東国鎮護を祈願し、蔵王権現を勧請したといわれる。中世には山岳信仰が盛んになり修験場として知られたが、戦乱にて荒廃、江戸時代になり徳川家康より朱印地が寄進され、慶長11年(1606年)に大久保長安を普請奉行として社殿を改築、元禄13年(1700年)には徳川綱吉の命により幣殿・拝殿が改築されたと云う。

社名は、かつて「御嶽蔵王権現」であったが、明治7年(1874年)に「御嶽神社」に改められ、昭和27年(1952年)に「武蔵御嶽神社」となり現在に至っている。

武蔵御嶽神社(幣殿・拝殿)。 
DFI_7219.jpeg

数年ぶりの参拝である。前回は夏で、避暑のつもりで訪れたら、全く暑くて避暑にならなかった。今回は紅葉狩りの時期、混雑を避けて平日に訪れた。

集落内の参道を登り切ると鳥居と「隋身門」。
DFI_7214.jpeg
明治以前(神仏分離以前)は仁王門であったと云う。

境内の石段を登っていく。
DFI_7217.jpeg
途中に鳥居。
DFI_7218.jpeg

石段を登り切ると、武蔵御嶽神社の「幣殿・拝殿」に。
DFI_7224.jpeg
入母屋造、元禄13年に改築、明治中頃に檜皮葺きから銅板葺屋根に。

幣殿・拝殿の奥には「本殿」。
DFI_7193.jpeg
神明造、明治11年(1878年)造営。御祭神は「櫛真智命、大己貴命、少彦名命、日本武尊、廣國押武金日命(蔵王権現)」。

神社の狛犬は唐獅子が多いが、武蔵御嶽神社の狛犬は「ニホンオオカミ」である。
DFI_7222.jpeg
日本武尊が東征の折、山奥で道を失った軍を導いた白狼に「災いを防ぎこの地を守護せよ」と仰せられ、白狼は言葉に従い「大口真神(おおくちまがみ)」としてこの御岳山に留まり守り神になったと云われる。
DFI_7195.jpeg

狛犬は、長崎の平和祈念像の作者でもある北村西望の作品、昭和60年(1985年)奉納。
DFI_7227.jpeg

参拝・・「ご照覧あれ」

武蔵御嶽神社付近地図


武蔵御嶽神社は武蔵御岳山の山上に鎮座するので、御岳登山鉄道「滝本駅」から御岳登山鉄道で「御岳山駅」へ行き、徒歩で約30分、坂道もあり年寄りには結構きつい・・。御岳山の山上には指定車両でないと車では行けない、「滝本駅」には有料駐車場があるので車はそこに置いていく。

(2021年11月中旬 撮影機材 Nikon Df )
関連ブログ:前回は夏武蔵御岳山
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

靖國神社(東京都)秋 [小さな旅(東京都)]

靖國神社 秋
東京都千代田区九段北にある「靖國神社」、国のために尊い命を捧げられた人々の御霊を慰める神社である。秋も深まった天気の良い日、久々に参拝に訪れた。

九段下の駅から坂を登ってくると「大鳥居(第一鳥居)」。
DFI_7239.jpeg

「靖國神社」は明治2年(1869年)に明治天皇の思し召しによって建てられた「招魂社」が始まりで、明治12年(1879年)に「靖國神社」と改称されて現在に至る。靖國には戊辰戦争、西南戦争等の国内の戦い、日清、日露戦争から第二次大戦の海外の戦争で亡くなられた軍人ばかりでなく、従軍看護婦や軍需施設の学徒など軍属、文官、民間の方々も同様に祀られている。

境内に入ると「大村益次郎」の銅像がある。
DFI_7240.jpeg
大村益次郎は兵部大輔(現在の防衛省次官、実務トップ)で、靖國神社の創建に尽力したと云われる。

途中、横断する道を挟むが、奥に進んで「第二鳥居」に。
DFI_7243.jpeg


「神門」から「拝殿」へ、参拝の人々に続く。
DFI_7244.jpeg

「中門鳥居」と「拝殿」。
DFI_7245.jpeg

参拝・・神社仏閣での参拝は心の中で「ご照覧あれ」と一言、「神仏を尊びて神仏に頼らず」(宮本武蔵)を信条に・・。

「神門」を入って右側、能楽堂の前には東京の桜開花を決める標本木(ソメイヨシノ)がある。
DFI_7248.jpeg
春の標本木(2010年3月下旬撮影 Nikon D80)
DSC_0014.jpeg

「神門」の扉には大きな「菊の御紋」。
DFI_7286.jpeg

帰り際、大鳥居を振り返って・・。
DFI_7289.jpeg

靖国神社付近地図


靖國神社手前から靖国通りを渡ると「日本武道館」。
DFI_7290.jpeg
若かりし頃、幾たびかの試合(オール三菱、全日本実業団)に出場(剣道)、昭和天皇ご病気の折は試合前にここから皇居に向かい拝礼をした・・思い出多き場所である。

(2021年11月中旬 撮影機材 Nikon Df )
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

跳び飛びの旅(羽田〜福岡〜那覇) [跳び飛びの旅]

跳び飛びの旅「小型プロペラ機でホッピング・二日間12フライトツアー」
JALの国内パッケージツアーが2022年3月をもって終了すると云うので、一度はやってみたいと思っていた「小型プロペラ機でホッピング・跳び飛びの旅」に申し込み「跳び飛び」してみた。
head_title_21a.jpg
(JALホームページよりコピー) 
申し込んだのは「小型プロペラ機でホッピング・二日間12フライトツアー」、羽田から出発し「福岡・沖縄・薩南諸島(沖永良部島・徳之島・奄美大島・種子島)・鹿児島・伊丹・但馬」を廻る、観光はなし、フライトのみを楽しむツアーである。

跳び飛びの旅(羽田〜福岡〜那覇)
2021年12月上旬に実行の「跳び飛びの旅」、最初のフライトはJAL303便(羽田〜福岡)で朝6時25分の始発?である。自宅から空港まで京急線を利用するが、始発に乗っても間に合わないので、久々に穴守稲荷の「ホテルJALシティ羽田 東京」に前泊した。

羽田空港第一ターミナル20時45分発のシャトルバスでホテルへ行き一泊、以前は朝4時過ぎから朝食が用意されていたが、今は6時から・・朝5時ホテル発のシャトルバスで空港へ向かう。

「跳び飛びの旅」は搭乗区間が多く特殊なため、「搭乗はタッチ&ゴーではなく有人カウンターでの発券で」という旅程表の指示に従い、当日分6枚の搭乗券を発券した。

JAL303便に搭乗、師走の朝はまだ暗く、おまけに羽田は雨模様・・。
D56_0473.jpeg
「Tokyo International Airport」の「i」が消えている・・アイのない空港・・なんてね。

離陸後20分、雲の上。
D56_0479.jpeg

最初の目的地、福岡上空、4年ぶりの福岡も曇り空。
D56_0482.jpeg

JAL303便、使用機材は「ボーイング767-300」、機体記号「JA651J」。
D56_0483.jpeg
福岡空港到着は8時25分、搭乗時間はちょうど2時間。

福岡空港到着の60分後に次のJTA53便(福岡〜沖縄)に搭乗。福岡空港では「博多通りもん」を買ってしまった、荷物になるけど・・大好きだから。

沖縄への空路、眼下に奄美群島。
D56_0496.jpeg

11時20分、那覇空港に到着、搭乗時間は1時間55分。
D56_0503.jpeg
那覇を前回訪れたのは2015年2月、仕事で来たのだが何しに来たかは忘れてしまった・・。

JTA53便、使用機材は「ボーイング737-800」、機体記号「JA10RK」。
D56_0504.jpeg
日本トランスオーシャン航空の機体、機首に「うちな〜の翼」という記載あり。

那覇空港では次のフライトまで185分の時間がある。空港でサンドイッチを購入して、JALラウンジで冷たいビールを飲みながら食す、ビールは無料だけど2杯でやめておいた。
IMG_2978.jpeg
カメラは「Nikon D5600」DXフォーマット、レンズは「AF-S DX Nikkor 18-135mm f/3.5-5.6」

食後は時間まで那覇空港で航空機を撮影、「シャッターを切る」のは我が至福のときである。
D56_0519.jpeg

次のフライトは14時25分、JAL3715便(那覇〜沖永良部島)。

羽田空港付近地図

福岡空港付近地図

那覇空港付近地図


(2021年12月上旬 撮影機材 Nikon D5600、Apple iPhone SE)
泊まった宿(じゃらんのHPへ):「ホテルJALシティ羽田 東京」
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

跳び飛びの旅(沖永良部島〜徳之島〜奄美大島) [跳び飛びの旅]

跳び飛びの旅(沖永良部島〜徳之島〜奄美大島)
JALの国内パッケージツアー「小型プロペラ機でホッピング・二日間12フライトツアー」、羽田から福岡、那覇と乗り継いで、いよいよ薩南諸島へ小型プロペラ機でホッピングとなる。

那覇から離陸前、搭乗機は「ATR42-600」日本エアコミューター(JAC)の双発ターボプロップ機。
D56_0522.jpeg
座席はプロペラが見えるように「6A」を指定、那覇を14時25分発のJAL3715便、沖永良部島行き。

沖永良部島、フェリー乗り場のある「和泊港」。
D56_0533.jpeg
空港は島の突端である。

沖永良部空港「えらぶゆりの島空港」に15時00分に到着、搭乗時間は35分。
D56_0534.jpeg
到着予定時間は15時20分になっていたが、早く着いた・・。

搭乗機「ATR42-600」、機体記号「JA07JC」。
D56_0535.jpeg
「ATR42-600」はフランス・イタリア合弁の航空機メーカー「ATR」の製造。

15時40分に沖永良部空港を離陸、同じ機体でJAL3710便となる、行き先は徳之島。
D56_0538.jpeg
座席は同じ「6A」、15時50分の離陸予定であったが、早めに離陸。

16時00分に徳之島空港「徳之島子宝空港」に到着、搭乗時間は20分。
D56_0541.jpeg

沖永良部島の「えらぶゆりの島空港」や徳之島の「徳之島子宝空港」など、昨今、空港名に愛称が付与されているが、いまひとつしっくりこない・・そのまま「地名+空港」で十分だと思うのだが・・。

次のフライトは16時50分発、奄美大島行きJAL3844便。使用機材は「ATR42-600」だが「JA09JC」の機体になる。予定より若干早く16時45分には離陸した。

奄美大島上空、奄美空港も島の突端にある。
D56_0545.jpeg
プロペラ機の撮影なのでシャッタースピードは意図的に遅めに。(1/250、f8で撮影、ISO640)

17時10分には到着、搭乗時間は25分、奄美大島を訪れたのは2014年2月以来。
D56_0546.jpeg
搭乗機の機体記号「JA09JC」機。

本日の最終フライトは17時40分発のJAL3734便、鹿児島行きとなる。
D56_0549.jpeg
すっかり日も暮れた奄美空港、搭乗機は機体記号「JA09JC」機、鹿児島空港は18時45分着予定。

ホッピングの旅は島での滞在時間が短いので、空港から外には出ていない。大きな空港とは違い乗り継ぎでも、毎回手荷物検査があるので、降りたらすぐに次の搭乗手続きである。島の間を移動する方は皆さん同じで、沖縄から同じ人たちと搭乗手続きに並んでいた。

搭乗する小型機プロペラ機は、機内持込の荷物の大きさに制限がある(サイズ45-35-20)ので、極力荷物を少なくしリュックサックでの移動とした。
IMG_2980.jpeg

宿泊はツアーに込みの「かごしま空港ホテル」

薩南諸島(南西諸島のうち種子島から与論島までの鹿児島県に属する島々)地図
1024px-Satsunan-Islands-Kagoshima-Japan.png

明日は鹿児島空港を8時45分発のJAL3761便、種子島行きからスタート。

沖永良部島空港付近地図

徳之島空港付近地図

奄美空港付近地図


(2021年12月上旬 撮影機材 Nikon D5600、Apple iPhone SE)
泊まった宿(じゃらんのHPへ):「かごしま空港ホテル」
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行