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サン・シュルピス教会(フランス) [フランスの旅]

サン・シュルピス教会(Église Saint-Sulpice)
サン・シュルピス教会は、フランスのパリ6区にあるカトリックの聖堂である。1646年にルイ13世の王妃の命により建築が開始されたが、工事は何度も中断、1745年に完成したらしい。

サン・シュルピス教会。
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ノートルダム大聖堂より僅かに小さく、パリ第二の大きさの教会堂とのこと。

教会堂内、祭壇。
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荘厳なパイプオルガン。
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天井画、ドラクロワ作「悪魔を撃つ大天使ミカエル」。
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暗闇に美しい、ステンドグラス。下にあるのはトリノの聖骸布の写真らしい。
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大きな貝殻の聖水盤。
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サン・シュルピスのグノモン
1743年、精巧な日時計の指時針「サン・シュルピスのグノモン」が聖堂内部に設置された。「グノモン」とは日時計の一部で、影を落とす役割をするものである。聖堂内部には南北を示す子午線を表す真鍮の線があり、その延長上にあるオベリスクの反対側の窓にある照門から差し込む陽光により正確な時を計る。教会の鐘をならして正確な時刻を伝えるためである。

子午線を表す真鍮の線とオベリスク。              (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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「ダ・ヴィンチ・コード(ダン・ブラウン著)」で、このオベリスクの根本にキー・ストーンが隠されている事になっており、サン・シュルピス教会を一躍有名にした(少なくとも観光客にとっては)。作品で云われる「ローズ・ライン(パリ子午線)」は、実際にはこの教会を通っておらず、「ARAGO」(パリ子午線を示す)のメダルは設置されていない。

パリ子午線はパリ天文台を通過する子午線で、グリニッジ子午線を基準にすると東経2度20分14.03秒。
経度の基準となる本初子午線は、1884年の国際会議において、グリニッジ子午線とすることが採択されたが、フランスは棄権し1914年までパリ子午線を基準子午線として使い続けた。

サン・シュルピス教会付近地図


JALPAKツアー「東部フランスの田舎とパリを楽しむ8日間」もこれにて終わり、空路成田へ向かう。
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眼下にフランスの夜景、また訪れる機会があることを期待して・・。

(2017年9月中旬 撮影機材 Nikon Df、Nikon1 J5)
読んだ本(Amazonの該当頁へ):「ダ・ヴィンチ・コード」ダン・ブラウン著
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