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ナショナル・ギャラリー(ロンドン)「戦列艦テメレーア」 [イギリスの旅]

ロンドン・ナショナル・ギャラリー(The National Gallery)
英国の国立美術館であるナショナル・ギャラリーは、ロンドンのウェストミンスターにあるトラファルガー広場にある。1824年に設立、作品2,300点以上を所蔵している。

ツアー最終日の自由時間に訪れたナショナル・ギャラリーにて幾多の絵画を撮影した。

「The Fighting Temeraire tugged to her Last Berth to be broken up,1838」、1839年。
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「解体のため最後の停泊地に曳航されるテメレーア」、Joseph Mallord William Turner(ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー)作、イギリスの画家。

「HMS Temerair」は英国海軍ネプチューン級戦列艦、トラファルガー海戦(1805年)にてネルソン提督の旗艦ヴィクトリーの戦列の2番艦として奮戦。「The Fighting Temeraire」はこれを称える愛称。海戦から30年後に解体のため曳航されるこの絵は「最も偉大なイギリス絵画」として人気だと云う。イギリスは歴史に誇りを持っている・・。

2012年公開の映画「007 / SKYFALL」の劇中で、ジェームス・ボンドが新任の「Q」と待ち合わせ、この「テメレーア」の絵の前で語り合うシーンが出てくる。若い「Q」が「立派な軍艦も、いつかは・・あんたには何がみえる」との問いに、「・・大きな船さ」とドライな「007」・・イギリス映画だね。

「ひまわり」、Vincent van Gogh(フィンセント・ファン・ゴッホ)、1888年。
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「ひまわり」は全部で7点あると言われるが、現存しているのは6点(一つは戦火により焼失)。ひまわりの本数は3本、5本、12本、15本と絵により異なっている。ロンドンにある「ひまわり」は本数が15本、これは4番目の「ひまわり」作品。15本の「ひまわり」は3点あり構図はみな同じである。残り2点はアムステルダムのゴッホ美術館、そして日本のSOMPO美術館に展示されている。

「丘沿いのわらぶき屋根の家々」、Vincent van Gogh(フィンセント・ファン・ゴッホ)、1890年7月。
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ゴッホ終焉の地、オーヴェル・シュル・オワーズでの作品。制作年月がゴッホ終焉の年月である。

「The Toilet of Venus(The Rokeby Venus)」、ディエゴ・ベラスケス、about 1647-51年。
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ディエゴ・ベラスケス(Diego Rodríguez de Silva y Velázquez)は17世紀スペインの画家、この絵は上記の題以外にも「Venus at her Mirror」「Venus and Cupid」「Venus del espejo」「鏡のビーナス」「鏡を見るビーナス」と、いろいろな名で呼ばれるらしい。

トラファルガー広場、ライオンのブロンズ像(1867年設置)。   (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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日本橋三越と銀座三越にあるライオン像のモデルである。

ツアーはJALPAKの「エジンバラと湖水地方を訪ねる・イギリス縦断8日間」に参加。

(2018年5月中旬 撮影機材 Nikon Df )

ロンドン・ナショナル・ギャラリー付近地図


2020年に「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」が、上野の国立西洋美術館で開催された。
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武漢から始まったウイルス(SARS-CoV-2)で日本中が大騒ぎの中、人が少ないかと思って行ったら、並んで入る始末。日本の美術館は海外に比べて照度が低い、かつ大仰に展示されているので、イギリスで観た時より絵が美しく見える。特に「ひまわり」はよかった。多くの絵に再会できた。(2020年9月下旬)

関連ブログ:「ゴッホ美術館(アムステルダム)」「SOMPO美術館(東京)」
観た映画(Amazonの該当頁へ):「007 / SKYFALL」
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