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西山荘(茨城県)水戸黄門の隠居所 [北関東の旅]

西山荘(西山御殿)
茨城県常陸太田市にある西山荘(西山御殿)、水戸黄門で知られる水戸藩2代藩主徳川光圀の隠居所である。元禄3年(1690年)に建設され、隠居した光圀が元禄13年(1700年)亡くなるまで過ごした。

建設当時の建物は文化14年(1817年)の野火により焼失したが、文政2年(1819年)に再建され現在に至っている。国の史跡および名勝に指定されている。

西山荘入口の門構え。                     (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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門を入ると右上に西山荘。
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西山荘を正面から、庭園や家屋の整備中で工事の方がたくさん。
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建物は茅葺平屋建て、内部は粗壁のままという質素なものである。

庭には池、普通の森的な庭園。
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西山荘の裏庭には、守護役の侍の住居が復元されている。
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資料館として光圀ゆかりの品などを展示している。

35万石藩主隠棲の地としての華やかさはなく、質素でありながら風格が感じられる場所である。光圀はここで歴史書「大日本史」の編纂に尽力したと云う。

敷地内の筍。
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西山荘付近地図


場所は茨城県の奥深く・・諸国漫遊に出掛けるにはちと不便な場所かなと。

(2015年4月中旬 撮影機材 Nikon Df )
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四万温泉(群馬県)積善館 [北関東の旅]

四万温泉(しまおんせん) 坂東三十三観音巡りの合間に
四万温泉は、群馬県吾妻郡中之条町にある温泉。
坂東三十三観音巡りの合間、伊香保の十六番札所「水澤観音」を参拝してから宿泊した。

四万温泉は昭和29年(1954年)に国民保養温泉地の第一号に指定された名湯である。
国民保養温泉地とは、温泉の効能が顕著、湧出量が豊富、付近の景観が優れ、環境がよく保養地として適している等「温泉法」に基づき、環境大臣が指定するものらしい。知らなかった・・・。

四万温泉の起源は二説あるとの事。
・坂上田村麻呂による発見説。征夷大将軍として蝦夷征伐に来た坂上田村麻呂が、この地に立ち寄り、温泉を発見した。桓武天皇の御代、延暦年間(782~806年)の発見と云われる。
・源頼光の家臣碓井貞光による発見説。碓井貞光がこの地を訪れ、夜に読経をしていた際、童子があらわれ「汝が読経の誠心に感じて四万(よんまん)の病を治す霊泉を授ける。我はこの山の神霊なり」という神託を夢うつつで聞き、湧き出る温泉を見つけたという。この説の、「四万の病を治す霊泉」に因んで温泉名が「四万温泉」となったとも。永延年間(987~989年)の発見と云われる。

永禄6年(1563年)にはじめて宿が開業して、徐々に温泉街が形成されていったらしい。

宿泊先は、元禄年間から開業する四万温泉「積善館」
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積善館は元禄4年(1691年)に本館を建築、元禄7年(1694年)に旅籠として開業との事。

二層の湯治宿。                        (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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ジブリ映画「千と千尋の神隠し」で千尋が寝泊まりするところのイメージモデルと云われる。

湯治宿の一階は登録有形文化財指定の「元禄の湯」、アーチ形の大きな窓、5つの浴槽、浴槽と脱衣所の仕切りがない、大正ロマンの雰囲気を残す。昭和5年(1930年)に造られた。

四万温泉積善館は、「千と千尋の神隠し」の湯屋「油屋」のイメージモデルの一つ。他のイメージモデルは、道後温泉本館と目黒雅叙園らしい。

積善館本館の通路、異界へのトンネルといった雰囲気。
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岩に根を下ろそうとしている若木を客室から撮影。
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「河原の湯」、四万川と新湯川の合流地点にある共同浴場。
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四万温泉へ来る路線バスの終点近く、橋のたもとにある。

四万温泉眺望。
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翌日は高崎市の十五番札所「白岩観音」に参拝して帰路に。

四万温泉付近地図


(2015年6月中旬 撮影機材 Nikon Df )
関連ブログ:坂東三十三観音十六番札所「水澤観音」坂東三十三観音十五番札所「白岩観音」道後温泉本館(愛媛県)晩秋
観た映画(Amazonの該当頁へ):ジブリ映画「千と千尋の神隠し」
泊まった宿(じゃらんのHPへ):「積善館」群馬県・四万温泉
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華厳の滝(栃木県) [北関東の旅]

華厳の滝
栃木県日光市、男体山の噴火によって堰き止められてできた中禅寺湖から、唯一の流出口に存在する。落差97mのこの滝は日本三名瀑の一つに数えられる。発見者は奈良時代の僧、勝道上人と伝えられ、仏教の経典である華厳経からの命名と云われる。
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緑が映える華厳の滝、季節は夏、観瀑台から撮影。

滝口、雨上がりの日で水量が多い。
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中禅寺湖から滝口までの流れは大尻川と呼ばれるらしい、短い川である。

観瀑台からの撮影。
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水しぶきが辺りを覆う。                    (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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華厳滝の下流は、大谷川となる。                
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川に沿って華厳渓谷と呼ばれるV字谷が続く。

足元で咲く下野草、日光は下野の国・・。
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滝の水しぶきで潤っている模様、「華厳には下野草がよく似合う」・・って誰かのもじり。

華厳の滝付近地図


(2015年7月中旬 撮影機材 Nikon Df )
関連ブログ:日本三名瀑
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湯滝と竜頭の滝(栃木県) [北関東の旅]

湯滝と竜頭ノ滝
栃木県日光市にある「湯滝」と「竜頭の滝」は奥日光三名瀑である。
日光白根山の麓にある湯の湖から水が「湯滝」となって流れ落ち、湯川となって「竜頭の滝」をくだり中禅寺湖に流入、やはり奥日光三名瀑の一つである「華厳の滝」となって大谷川に流れて行く。

湯滝
湯の湖南岸から斜面を流れ落ちる。落差50m、幅25m。      (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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湯の湖のほとりには日光湯元温泉があり、湖一帯にも湯が湧いているが、滝を流れ落ちるのは水である。

観瀑台から湯滝全景を撮影。
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滝を二分する岩。
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湯滝を流れ落ちた水は湿原「戦場ヶ原」を流れる湯川となり、竜頭の滝となる。

湯滝付近地図



竜頭の滝
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竜頭の滝は長さ210mの急斜面を途中で二手に分かれて流れる。

滝を下った水は中禅寺湖に流入して行く。

竜頭の滝付近地図


(2015年7月中旬 撮影機材 Nikon Df )
関連ブログ:華厳の滝
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袋田の滝(茨城県) [北関東の旅]

袋田の滝
茨城県久慈郡大子町袋田にある「袋田の滝」、久慈川支流の滝川上流にあたり、長さ120m、幅73m、岩壁を四段に落下する滝である。「華厳の滝」「那智の滝」とともに日本三名瀑の一つである。

第2観瀑台から。                        (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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滝の鑑賞には「袋田の滝トンネル」を通って(有料)、観瀑台に行く必要がある。
観瀑台は滝の四段目の目の前にある第1観瀑台と、滝を上から眺める第2観瀑台(トンネルからエレベータで上がる)がある。

第1観瀑台からの眺め。
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滝の下流方向、橋がある。
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第2観瀑台から一段目〜二段目を望遠で撮影。
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三段目の左側滝。
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三段目の右側滝。
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冬は「氷瀑」と呼ばれる、滝が凍結する現象が有名である。機会をみて訪ねてみたい。

袋田の滝付近地図


坂東三十三観音二十一番札所である日輪寺の帰りに立ち寄る。

(2015年9月下旬 撮影機材 Nikon Df )
関連ブログ:「華厳の滝」「那智の滝」「日本三名瀑」「日輪寺」
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