戦艦三笠(神奈川県) [南関東の旅]
戦艦三笠
日本海海戦における連合艦隊旗艦、戦艦「三笠」。世界で唯一現存する前弩級戦艦であり、神奈川県横須賀市の三笠公園に記念館として保存されている。所管は防衛省。
サンケイツアーズ主催「横須賀クルーズ」に参加、朝8時40分に三笠公園に集合、戦艦「三笠」には数度訪れているが、本日はクルーズなので海側から撮影できる。「本日天気晴朗ナレドモ浪高シ」の気分だけど、浪は穏やかであった・・。
戦艦「三笠」全景。
戦艦「三笠」は、大日本帝国海軍における敷島型戦艦の四番艦。イギリスのヴィッカース社で建造され、スエズ運河経由で日本へ、明治35年(1902年)の竣工である。船籍港は京都府の舞鶴港であり、命名は奈良県の三笠山にちなむ。
日露戦争において連合艦隊の旗艦であり、日本海海戦にて活躍する。
連合艦隊司令長官「東郷平八郎」像と戦艦「三笠」。
日本海海戦は、日露戦争中の明治38年(1905年)5月27日から28日にかけて、大日本帝国海軍の連合艦隊とロシア海軍のバルチック艦隊で行われた艦隊決戦であり、連合艦隊は海戦史上稀に見る勝利を収め、ロシアを講和交渉の席に着かせることになる。
日本海海戦では東郷長官が「三笠」のマストに「Z旗」を掲揚、「皇國ノ興廢此ノ一戰ニ在リ、各員一層奮勵努力セヨ」の意を持たせた。小説「坂の上の雲(司馬遼太郎著)」を読むか、映画「日本海大海戦(三船敏郎主演)」を観てから「三笠」を訪れると、また感慨も一入である。NHKのドラマ「坂の上の雲」もよかった。
旭日旗と「みかさ」、艦尾から撮影。
現在「三笠」は防衛省所管のため「旭日旗」は「自衛艦旗」となるが、戦前は「軍艦旗」であり、日本軍の象徴である。
「菊の御紋」と日章旗、艦首から撮影。
大日本帝国海軍では戦艦・航空母艦・巡洋艦・潜水母艦・敷設艦・砲艦・水上機母艦等の規模や格式のある艦艇を「軍艦」とし、艦首に「菊の御紋」をつけた。
「三笠」主砲、40口径30.5㎝連装。
「三笠」は排水量15,140t、全長131.7m、最大幅23.2m、機関15,000馬力、速力18kt、乗員860名、兵装は主砲 40口径30.5㎝連装砲2基4門、副砲40口径15.2㎝単装砲14門。初期の戦艦である「前弩級戦艦(Pre-dreadnought battleship)」に該当する。
「三笠」側面、後部主砲は撤去されている。
「三笠」は1923年ワシントン軍縮条約により除籍され、横須賀で記念艦として保存されることになる。
第二次世界大戦後は、日露戦争の敗北国ロシアの後継国であるソ連から解体要求があったらしいが、米国の尽力もありこれを逃れた。但し、敗戦後の混乱の中で日本人による窃盗により、切断可能な金属や甲板のチークは盗まれ、「三笠」は荒廃していったと云う。
「三笠」は世界で唯一現存する前弩級戦艦であるが、前述の如く本来の状態で残る部分は少なく、砲塔や煙突、マストなどは複製され、主砲は鉄製で砲塔と一体化するなど大きく修復され、現在に至る。
(Adobe Stock my portfolioに掲載)
戦艦「三笠」付近地図
(2018年6月上旬 撮影機材 Nikon Df )
読んだ本(Amazonの該当頁へ):「坂の上の雲」司馬遼太郎著
観た映画(Amazonの該当頁へ):「日本海大海戦(三船敏郎主演)」
日本海海戦における連合艦隊旗艦、戦艦「三笠」。世界で唯一現存する前弩級戦艦であり、神奈川県横須賀市の三笠公園に記念館として保存されている。所管は防衛省。
サンケイツアーズ主催「横須賀クルーズ」に参加、朝8時40分に三笠公園に集合、戦艦「三笠」には数度訪れているが、本日はクルーズなので海側から撮影できる。「本日天気晴朗ナレドモ浪高シ」の気分だけど、浪は穏やかであった・・。
戦艦「三笠」全景。
戦艦「三笠」は、大日本帝国海軍における敷島型戦艦の四番艦。イギリスのヴィッカース社で建造され、スエズ運河経由で日本へ、明治35年(1902年)の竣工である。船籍港は京都府の舞鶴港であり、命名は奈良県の三笠山にちなむ。
日露戦争において連合艦隊の旗艦であり、日本海海戦にて活躍する。
連合艦隊司令長官「東郷平八郎」像と戦艦「三笠」。
日本海海戦は、日露戦争中の明治38年(1905年)5月27日から28日にかけて、大日本帝国海軍の連合艦隊とロシア海軍のバルチック艦隊で行われた艦隊決戦であり、連合艦隊は海戦史上稀に見る勝利を収め、ロシアを講和交渉の席に着かせることになる。
日本海海戦では東郷長官が「三笠」のマストに「Z旗」を掲揚、「皇國ノ興廢此ノ一戰ニ在リ、各員一層奮勵努力セヨ」の意を持たせた。小説「坂の上の雲(司馬遼太郎著)」を読むか、映画「日本海大海戦(三船敏郎主演)」を観てから「三笠」を訪れると、また感慨も一入である。NHKのドラマ「坂の上の雲」もよかった。
旭日旗と「みかさ」、艦尾から撮影。
現在「三笠」は防衛省所管のため「旭日旗」は「自衛艦旗」となるが、戦前は「軍艦旗」であり、日本軍の象徴である。
「菊の御紋」と日章旗、艦首から撮影。
大日本帝国海軍では戦艦・航空母艦・巡洋艦・潜水母艦・敷設艦・砲艦・水上機母艦等の規模や格式のある艦艇を「軍艦」とし、艦首に「菊の御紋」をつけた。
「三笠」主砲、40口径30.5㎝連装。
「三笠」は排水量15,140t、全長131.7m、最大幅23.2m、機関15,000馬力、速力18kt、乗員860名、兵装は主砲 40口径30.5㎝連装砲2基4門、副砲40口径15.2㎝単装砲14門。初期の戦艦である「前弩級戦艦(Pre-dreadnought battleship)」に該当する。
「三笠」側面、後部主砲は撤去されている。
「三笠」は1923年ワシントン軍縮条約により除籍され、横須賀で記念艦として保存されることになる。
第二次世界大戦後は、日露戦争の敗北国ロシアの後継国であるソ連から解体要求があったらしいが、米国の尽力もありこれを逃れた。但し、敗戦後の混乱の中で日本人による窃盗により、切断可能な金属や甲板のチークは盗まれ、「三笠」は荒廃していったと云う。
「三笠」は世界で唯一現存する前弩級戦艦であるが、前述の如く本来の状態で残る部分は少なく、砲塔や煙突、マストなどは複製され、主砲は鉄製で砲塔と一体化するなど大きく修復され、現在に至る。
(Adobe Stock my portfolioに掲載)
戦艦「三笠」付近地図
(2018年6月上旬 撮影機材 Nikon Df )
読んだ本(Amazonの該当頁へ):「坂の上の雲」司馬遼太郎著
観た映画(Amazonの該当頁へ):「日本海大海戦(三船敏郎主演)」
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