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アントワープ(ベルギー)ノートルダム大聖堂 [ベルギーの旅]

アントワープ(ベルギー)ノートルダム大聖堂
アントワープ(ベルギー語ではアントウェルペン:Antwerpen)のノートルダム大聖堂、「フランダースの犬」で主人公ネロがルーベンスの絵を観ながら昇天した教会として記憶している。ベルギー北部がフランデレン地域と呼ばれ、アントワープはこの地域に含まれる。ノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame)はフランス語で、オランダ語では「聖母大聖堂(Onze-Lieve-Vrouwekathedraal)」と云うらしい。世界遺産「ベルギーとフランスの鐘楼群」を構成する建築物の一つである。

フルン広場から大聖堂とルーべンス像。
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アントワープのノートルダム大聖堂には、JALPAK「オランダ・ベルギー・ルクセンブルク9日間」ツアーの4日目午後、キンデルダイク風車群見学のあと訪れた。

ノートルダム大聖堂に入る。中に白木の木組みが・・工事中かな。
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ノートルダム大聖堂は12世紀の聖堂を前身とし、1352年にゴシック様式で建設が開始され、1521年に完成した。尖塔の高さは123mであると云う。

大聖堂はルーベンス(Peter Paul Rubens)の絵画が納められている。

「聖母被昇天」(1625-1626年)が掲げられている祭壇。      (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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「キリスト昇架」(1610-1611年)
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「キリスト降架」(1611-1614年)
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「キリスト降架」も三連祭壇画があるが、左翼パネルは「聖母マリアのエリザベト訪問」、右翼パネルは「神殿への奉献」が主題となっている。

「キリスト降架」は大聖堂内の火縄銃手組合礼拝堂に掲げられている。
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「フランダースの犬」では主人公ネロが愛犬パトラッシュとここで昇天する・・。

日本人観光客向けに、大聖堂内にある看板。
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アニメの絵を使えばよいのに・・なんで裸なんだ。

ノートルダム大聖堂の外にある残念なオブジェ、中国資本らしい。
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かつて「トヨタ」が寄贈した、できのよい記念碑は撤去されて別の場所へ・・。

「フランダースの犬」は悲しい物語だが、実はネロは生存していて、自分らを追い詰めた人々に復讐するという漫画「ネロ〜Noir〜/宮脇明子著」があったので一読した。結構まともな内容で面白かった。

マルクト広場からノートルダム大聖堂の尖塔。
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マルクト広場にある世界遺産の市庁舎は改装工事中、「ブラボーの噴水」というオブジェと。
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ノートルダム大聖堂付近地図


(2019年2月下旬 撮影機材 Nikon Df、Apple iPhone SE)
関連ブログ:、キンデルダイク風車群
読んだ本(Amazonの該当頁へ):「ネロ〜Noir〜」宮脇明子著
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アントワープ(ベルギー)ルーベンスの家 [ベルギーの旅]

ピーテル・パウル・ルーベンス(Peter Paul Rubens):1577年ー1640年
バロック期のフランドル(フランダース)の画家、ルーベンスはアントワープ(アントウェルペン:Antwerpen)で大規模な工房を経営し、多くの作品を残した。

ルーベンスの住居兼アトリエであった家は、現在「ルーベンスの家」として博物館になっており、ツアーで訪れる機会を得た。アントワープのワッパー広場にあり、ノートルダム大聖堂からも近い。
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館内は独特の雰囲気、多くの絵画が展示されている。
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ルーベンス「自画像」、1630年頃の自画像らしい。
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ルーベンス工房の絵
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「Adam and Eve(アダムとイヴ)」
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「Henry IV at the Battle of Ivry(イヴリーの戦いでのアンリ4世)」
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「ルーベンスの家」付近地図


ルーベンスの家はアントワープ中央駅からも近い。
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ツアーでは駅を見学後に歩いて、ルーベンスの家を訪問した。

JALPAK「オランダ・ベルギー・ルクセンブルク9日間」ツアーにて

(2019年2月下旬 撮影機材 Nikon Df、Apple iPhone SE)
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ゲント散策(ベルギー)祭壇画「神秘の子羊」 [ベルギーの旅]

ゲント(ヘント)散策
ゲント(Gent)はベルギーのフランデレン地域にある都市で、ブリュッセル、アントワープに次ぐベルギー第三の都市である。JALPAK「オランダ・ベルギー・ルクセンブルク9日間」ツアーの5日目に訪れた。ここでの観光目的は「聖バーフ大聖堂」にある祭壇画「神秘の子羊」鑑賞である。

ツアーバスでゲントに入り、最初に紹介されたのが「聖ヤコブ教会」、ゲントでも古い教会の一つであると云う。ロマネスク様式の教会、車内から撮影。
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バスを降り、りっぱな市庁舎を眺めながらゲント市内を散策。
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「聖ニコラス教会」に向かって進む。この教会はゴシック様式であるらしい。
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ここでトイレ休憩、海外旅行はトイレ休憩が重要・・。

「聖バーフ大聖堂(Sint-Baafskathedraal)」へ。
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現在はローマ・カトリック教会の教会である。ここに祭壇画「神秘の子羊」が公開されている。

祭壇画「神秘の子羊」(1432年、フーベルト・ファン・エイク作)は「ヘントの祭壇画」「神秘の子羊の礼拝」とも呼ばれ、12枚のパネルで構成された大きな多翼祭壇画である。血を流す生贄の子羊はキリストを表すと云われ、緻密に描かれた宗教画であるが、両端に描かれた裸のアダムとイブが違和感と共に印象的である。祭壇画は残念ながら撮影禁止である。
                                    (画像はWikipediaより流用)
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この祭壇画「神秘の子羊」は18世紀以降、幾度も略奪や散逸に遭遇している。ナポレオンの時代にはフランス軍の略奪によりルーブル美術館に展示され、20世紀にはナチス・ドイツによりノイシュヴァンシュタイン城に運ばれ、その後オーストリアの岩塩坑に隠匿された。大戦終結間際にアメリカ軍により発見されたが、この顛末を描いたのが「Monuments Men:ナチ略奪美術品を救え/ロバート・ M・エドゼル著」である。美術品をめぐるナチス・ドイツとアメリカ軍の動き、携わった人々の手紙などが淡々と記されておりジョージ・クルーニー主演・監督の映画「ミケランジェロ・プロジェクト(原題: The Monuments Men)」の原作となっている。邦題の「ミケランジェロ・プロジェクト」はいただけけないが、この仕事の内容と心意気は歴史においてもっと評価されてよいと思う。

「聖バーフ大聖堂」がある広場には劇場があり、入り口に妙にリアルなアダムとイブが・・
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ハゲ親父のアダムとアフリカ人のイブ、祭壇画と同じポーズである。なぜかアダムには親近感が・・。

同じ広場にあるゲントの「鐘楼」。               (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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世界遺産「ベルギーとフランスの鐘楼群」を構成する建築物の一つである。

ゲント市内にはレイエ川が流れ、聖ミヒエル橋のたもとには「聖ミヒエル教会」。
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橋の下には川面から陽光が投影、聖ミヒエル橋には「聖ミヒエル」のブロンズ像。
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橋から見える城砦は「フランドル伯居城」と云うらしい。
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ゲント付近地図


(2019年2月下旬 撮影機材 Nikon Df )
読んだ本(Amazonの該当頁へ):「Monuments Men:ナチ略奪美術品を救え」ロバート・ M・エドゼル著
観た映画(Amazonの該当頁へ):「ミケランジェロ・プロジェクト(原題: The Monuments Men)」
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ブルージュ散策(ベルギー)ベギン会修道院 [ベルギーの旅]

ブルージュ(ブルッヘ)散策
ブルージュ(Brugge)は、ベルギー北西部、フランデレン地域の都市である。ブルージュ歴史地区、ベギン会修道院、鐘楼と三つの世界遺産を持つ都市でもある。JALPAK「オランダ・ベルギー・ルクセンブルク9日間」ツアーの5日目に訪れた。

ブルージュ市内、石畳の路を馬車が闊歩。
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馬の水飲み場。
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市内散策のとき、ツアーグループの待ち合わせ場所として指定された。わかりやすい・・。

ブルージュは水の都と云われ、街を縦横に運河が流れている。運河には多くの橋が架かっており、街の名である「Brugge」とは「橋」の意味らしい。

運河と「聖母教会(ノートルダム教会)」の尖塔。
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ここの聖母教会にはミケランジェロ「ブルージュ(ブルッヘ)の聖母子像」がある。第二次大戦中にナチス・ドイツに略奪された美術品のひとつで、略奪された美術品を追うアメリカ軍の特命チームを描いた映画「ミケランジェロ・プロジェクト(原題: The Monuments Men)」では重要なモチーフになっている。邦題の「ミケランジェロ・・」はここから採られたと思われるが、原作は「Monuments Men:ナチ略奪美術品を救え/ロバート・ M・エドゼル著」、分厚い本であるが読み応えがある。

運河が大きく曲がる所と「ブルージュ(ブルッヘ)の鐘楼」、観光名所。
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「ブルージュ(ブルッヘ)の鐘楼」は世界遺産「ブルージュ歴史地区」と「ベルギーとフランスの鐘楼群」を構成する建築物、13世紀初頭に建築され、16世紀に現在の形となったらしい。
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マルクト広場にて「鐘楼」を見上げて。

「マルクト広場」は街の中心地である。
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「鐘楼」横のお店にてベルギービール「Charles Quint」をいただく。
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ブルージュのもう一つの世界遺産、「べギン会修道院」。     (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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「べギン」とは信仰をベースとした半聖半俗の女性たちで、その生活の場としてベギンホフ(begijnhof)と云うものが形成された。後にカトリック教会の修道会であるベネディクト会によりベギンホフは買い取られ、現在は修道院として活用されているので「べギン会修道院」と呼ばれるらしい。世界遺産としてはフランドル地方に残る十三箇所が指定されている。
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ここブルージュのベギン会修道院は、映画「尼僧物語(The Nun's Story)」(オードリー・ヘプバーン主演)の舞台として有名らしい。(映画は観ていないけど、そのように紹介された・・)

べギン会修道院に隣接する「愛の湖公園(Minnewater Park)」、静かな湖面。
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ブルージュ付近地図


(2019年2月下旬 撮影機材 Nikon Df )
読んだ本(Amazonの該当頁へ):「Monuments Men:ナチ略奪美術品を救え」ロバート・ M・エドゼル著
観た映画(Amazonの該当頁へ):「ミケランジェロ・プロジェクト(原題: The Monuments Men)」
参考:「尼僧物語(The Nun's Story)」(オードリー・ヘプバーン主演)
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ブリュッセル散策(ベルギー)グランプラス [ベルギーの旅]

ブリュッセル散策
ブリュッセル(Bruxelles、Brussel)は、ベルギー王国の憲法上の首都である。ここには王宮や王立美術館、世界遺産のグランプラスなどがあるが、私的な趣味では王立軍事歴史博物館に期待している。また、なぜか欧州連合(EU)本部もここブリュッセルにある。JALPAK「オランダ・ベルギー・ルクセンブルク9日間」ツアーの6日目に訪れた。

ベルギー王宮、ベルギー国旗が掲揚されている。
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国王はここにはお住まいでないが、国王が国内に滞在しているときは王宮に国旗が掲揚されているらしい。迎賓館として使用されており、夏には一般公開もされる。

欧州連合(EU)本部。
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EU本部がブリュッセルにあるのは、ベルギーがゲルマンとラテンの接点にあたる場所(北半分はオランダ語系、南半分はフランス語系)であり、EU原加盟国であるゲルマン(ドイツ・オランダ)とラテン(フランス・イタリア・ルクセンブルク)の双方から文句がでないからと云うが・・ほんとかな。

世界遺産「グランプラス(Grand-Place、Grote Markt)」
ブリュッセルの中心地にある大広場で1998年に世界遺産に登録された。

グランプラスの象徴的な建物である市庁舎。
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夜になると、ライトアップされる。
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ベルギーはチョコレートが有名(一口サイズのチョコはベルギーが発祥らしい)、グランプラスにはゴディバ(GODIVA)の旗艦店など幾多の有名チョコレート店が並ぶ。お土産には日本では買えない王室御用達のノイハウス(NEUHAUS)を購入した。

グランプラス一角にある「セルクラースの像(Everard t'Serclaes)」。
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触れると願いが叶うとか幸せになれるというパワースポット。旅人はまたここに戻れる云うので、妻は触っていたが、もう行けそうにないかな・・。この「セルクラース」という人は14世紀の独立運動の英雄らしいが、像の姿は暗殺にあったときの瀕死の姿で・・痛々しい。

「小便小僧(Manneken Pis)」もグランプラスの近辺。
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小便小僧の愛称は「ジュリアン君(Petit Julien)」、ブリュッセルに仕掛けられた爆弾の導火線に小便をかけて、町を救った少年にちなむと云う。世界でも有名な像の一つであり、15世紀には存在していたらしいが現在の像は1619年の製作、但し盗難が多いので設置されているのはレプリカとのこと。

「サンカントネール公園と凱旋門」
サンカントネール公園は、国王の命により1880年にベルギー独立50周年を記念して造られた。公園には凱旋門がそびえ立つ。                     (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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凱旋門の上から公園を撮影。
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凱旋門の両側には王立歴史美術博物館(サンカントネール博物館)と王立軍事歴史博物館があり、大きな木々と広場は季節に応じて景色を変え、歴史、芸術、自然を楽しむことができる・・とパンフにはあるが、観光客は時間がないので、趣味の一環である王立軍事歴史博物館を訪問した。

ブリュッセル付近地図


観光客は見て見ぬふりだが、ベルギーに限らず欧州の都会においてジプシーの人々を多く見かける。
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早朝、移動のバス車内から撮影(直にカメラを向ける勇気はない・・)。

(2019年2月下旬 撮影機材 Nikon Df )
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