SSブログ
国立科学博物館 ブログトップ

小惑星探査機「はやぶさ」 [国立科学博物館]

小惑星探査機「はやぶさ」(MUSES-C)
平成15年(2003年)5月9日に内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ」、上野の国立科学博物館にレプリカが展示されていたので写真に収めた。小惑星「イトカワ」に自律的に近づき、その表面から物質サンプルを採取、平成22年(2010年)6月13日に地球に帰還した。

2011年に科博に展示された「はやぶさ」実物大模型。(2011年1月上旬 撮影機材 Nikon D5000)
DSC_0016-f67ff.jpeg

「はやぶさ」はイオンエンジンで小惑星を目指した。イノンエンジンはキセノンをイオン化し電気的に加速、噴射して推力を得る新しい技術。また、カメラやレーザ高度計のデータをもとに小惑星に近づいていく自律航法を実証。月以外の天体からサンプルを持ち帰った初めての探査機となった。

2022年、科博に常設展示されている「はやぶさ」実物大模型。(2022年2月上旬 撮影機材 Nikon D5600)
D56_0979-1902c.jpeg
D56_0980-12618-c9bd1.jpeg
この模型は、2012年2月公開の映画「はやぶさ 遥かなる帰還」(東映)の撮影用に製作されたもの。

日本のロケット開発の父と言われる糸川英夫博士、その名にちなんで「イトカワ」と名付けられた小惑星に「はやぶさ」が向かう。糸川英夫博士は旧陸軍一式戦闘機「隼」の設計陣の一人。「イトカワ」と「はやぶさ」の組み合わせをさもありなんと思うのは大戦機マニアゆえかな。

国立科学博物館付近地図


関連ブログ:一式戦闘機「隼」
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

国立科学博物館(東京都) [国立科学博物館]

国立科学博物館(科博)
東京都台東区の上野恩賜公園内にある「国立科学博物館(科博)」、若き頃から興味の赴くままに幾度となく訪れていたが、齢を得て常設展の入場が無料になったので久々に訪れてみた。

昔々は、本館の中央ホールに恐竜の骨格標本が置かれていて、ミイラや干し首の展示室は不気味であり、ハチ公や南極のジロの剥製は地下に標本展示されていた。訪れる人も少なく、なんとなく「死」の雰囲気を感じる場所であった。ラバウルの零式艦上戦闘機(ゼロ戦)も本館脇の通路に置かれていて、埃だらけだった記憶がある(その後、きれいになって地球館内に展示されていた)

恐竜の展示室、ティラノサウルス(Tyrannosaurus):「Bucky(バッキー)」レプリカ。
D56_0351-828a5-d6d5a.jpeg
ティラノサウルス(学名:genus Tyrannosaurus)は、約6,800万年前〜約6,600万年前の中生代白亜紀末期(マーストリヒチアン)に北アメリカ大陸に生息していた肉食恐竜。
D56_0352-bd55a-89f91.jpeg
展示されているティラノサウルスは、1998年にアメリカ・サウスダコタ州で発見された「Bucky(バッキー)」という愛称を持つ個体のレプリカである。

トリケラトプス (Triceratops) :レプリカ。
D56_0350-4d5cd-b587a.jpeg
中生代白亜紀末期(マーストリヒチアン)の、北アメリカ大陸に生息した植物食恐竜の一属、肉食恐竜のティラノサウルスと睨み合う様に展示されている。

人類標本の展示室、アファール猿人:Lucy(ルーシー)。
D56_0347.jpeg
Lucy(ルーシー)は、エチオピア北東部ハダール村付近で1974年に発見された318万年前の化石人骨、アウストラロピテクス・アファレンシス(アファール猿人)の中で最初期に発見されたもののひとつ。

ネアンデルタール人(ホモ・ネアンデルターレンシス)。
D56_0348-0fded-1ddb5.jpeg
フランス・ドルドーニュにある中期旧石器時代に属する岩陰遺跡「ラ・フェラシー」で発見されたネアンデルタール人骨。

地球の生き物展示室、マッコウクジラ(抹香鯨)。
D56_0355-4b01e-99b50.jpeg
裏側は骨格標本模型となっている、大きいので存在感あり。

科学と技術の展示室、探査機「はやぶさ」実物大復元模型。
D56_0356-dd105-888b0.jpeg
2012年2月公開の映画「はやぶさ 遥かなる帰還」(東映)の撮影用に製作されたもの。

かつて、この展示室にあった「零式艦上戦闘機」(科博の零戦)はすでになく、2023年春にオープンする茨城県筑西市の「科博廣澤博物館」に展示されると云う。少々遠いが、また会いに行こう。

地球館の中二階にある、淡水魚の化石。
D56_0431-6e425-bb7fe.jpeg
アメリカ合衆国ワイオミング州、かつて湖であった始新世前期(約5,000万年前)の地層から発掘された。どのような事変があって、このような化石になったのか・・。

シロナガスクジラ実物大模型。
D56_0442-42375-c41f3.jpeg
科博の出口に鎮座する大きな模型、家族で訪れたとき、記念撮影はこのクジラがバックである。以前は「ザトウクジラ」の模型があったらしいが、全く記憶にない・・。

国立科学博物館(科博)付近地図


以前は地下の標本室に雑然と展示されていた忠犬「ハチ公」、現在は日本館の2階に南極のジロなどと一緒に整然と展示されている。
DSC_0004-67e81-5447e.jpeg
孫はまったく興味を示さなかったが、何故か我々の年代は哀愁を覚える・・。(2022年7月下旬撮影 Nikon1 J5)

(2021年10月〜11月 撮影機材 Nikon D5600)
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

国立科学博物館(東京都)恐竜化石 [国立科学博物館]

国立科学博物館(科博)恐竜化石
東京都台東区の上野恩賜公園内にある「国立科学博物館(科博)」、若き頃から興味の赴くままに幾度となく訪れていたが、齢を得て常設展の入場が無料になり、かつ孫も無料なので、昨今訪れる機会が増えた。

昔々と違って綺麗かつ明るくなった「科博」、孫を連れて訪れるのは地球館の恐竜である。結構、興味ありげに観てくれる、目移りが激しいので追いかけるのに苦労するけど・・。

ティラノサウルス(Tyrannosaurus):「Bucky(バッキー)」レプリカ。
D56_0955-875db.jpeg
ティラノサウルス(学名:genus Tyrannosaurus)は、約6,800万年前〜約6,600万年前の中生代白亜紀末期(マーストリヒチアン)に北アメリカ大陸に生息していた肉食恐竜。展示されているティラノサウルスは、1998年にアメリカ・サウスダコタ州で発見された「Bucky(バッキー)」という愛称を持つ個体のレプリカである。

トリケラトプス (Triceratops) :レプリカ。
D56_0952-73394-ae863.jpeg
中生代白亜紀末期(マーストリヒチアン)の、北アメリカ大陸に生息した植物食恐竜の一属、肉食恐竜のティラノサウルスと睨み合う様に展示されている。

国立科学博物館には世界で2個体しか見つかっていないトリケラトプスの全身骨格がある。

トリケラトプス (Triceratops) 「Raymond(レイモンド)」実物化石。
D56_0947-fd67d-bd618.jpeg
アメリカ・ノースダコタ州で1933年に発見された個体。地表に露出していた左半身は侵食されて無くなっていたが、地中にあった右半身は尻尾以外ほぼすべての骨が残っていた。発見された状態と同じ、地層に横たわった姿勢で(地中側を上にして)展示されている。孫に本物だぞと言ってもレプリカのほうばかり見ている・・。

ヒパクロサウルス(Hypacrosaurus)親子(含む実物化石)。
D56_0963-fafe4.jpeg
アメリカ・モンタナ州で中生代白亜紀後期(約7,500万~6,700万年前)に生息していたカモノハシ恐竜の一属。鳥のようだ・・。

地球館の1階にある地球史の部屋に展示されている「アロサウルス(Allosaurus)」の実物化石。
D56_0973-9663e-74eaf.jpeg
中生代ジュラ紀後期(約1億5,000万年前)の北アメリカに生息していた大型肉食獣脚類、この化石は国立科学博物館で昭和39年(1964年)に公開された日本初の恐竜骨格で頭部以外は実物化石。当初は本館(現日本館)の中央ホールにゴジラのように尻尾を地につけて展示されていた。

日本館3階の「フタバスズキリュウ(双葉鈴木竜、Futabasaurus suzukii )」実物化石。
D56_0996-07026-e1bbb.jpeg
フタバスズキリュウは、中生代白亜紀後期(約8500万年前)に日本近海に生息していた首長竜。昭和43年(1968年)に福島県いわき市の大久川河岸で発見された新属新種の首長竜化石である。首以外の全身7割が実物化石と云う。

国立科学博物館(科博)付近地図


国立科学博物館(National Museum of Nature and Science)は明治5年(1872年)に湯島聖堂内にて国内初の博覧会が開催され、文部省博物館が設置されたことに起源をもつと云う。
D56_0945.jpeg
上野の本館(現在の日本館)は昭和5年(1930年)の竣工、重要文化財に指定されている。
D56_0993-24465-106bc.jpeg
                               (Adobe Stock my portfolioに掲載)

日本館の階段下にある「フーコーの振り子」、昭和9年(1934年)からの展示らしい。
D56_1005-eb634-95253.jpeg
以前は振り子が立っているピンを倒していって、時の経過による地球の自転を示したが、いつからかピンが電飾に変わっていた・・。

(2022年2月上旬 撮影機材 Nikon D5600)
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー
国立科学博物館 ブログトップ