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帝国戦争博物館(ロンドン) [イギリスの旅]

帝国戦争博物館(Imperial War Museum:略称IWM)
帝国戦争博物館(ロンドン)はイギリスの国立博物館、大戦の記録を残す博物館として1917年に設置され、1920年に第一回万国博覧会の会場であった水晶宮で開館した。現在の場所、元王立ベスレム病院があった場所に移転されたのは1936年であると云う。         (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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ツアー最終日は空港に向かうまで自由時間、朝から地下鉄に乗って訪れた。大戦機の趣味を自負する者としては、是非とも見ておきたい博物館である。宿泊先のコプソーン・タラ・ホテル(Copthorne tara hotel)は地下鉄High Street Kensington駅が至近、この駅から帝国戦争博物館のあるLambeth North駅に向かう。

場所のランベスという所はテムズ川を挟んでウエストミンスターの向こう側、途中乗り換えがあるがなんとか着いた。駅からは徒歩数分で着く、iPhoneのMapを頼りに・・。
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入り口はわかりにくく建物の右奥、入場は無料だが、10£を募金箱に入れた。

正面に展示されているのは、クイーン・エリザベス級戦艦 (Queen Elizabeth class Battleship)主砲である42口径15inch(38.1㎝)砲が二連。
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クイーン・エリザベス級戦艦は一番艦が1915年就役、第一次、二次の両大戦に参戦している。
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左右で違う艦の砲らしく、右側の砲はノルマンディ上陸作戦の時に艦砲射撃用として使用されたと云う。

館内ロビーにはスピットファイア(Spitfire)Mk.Ia、ドイツ軍のV-1及びV-2ミサイル、VTOL機ハリアー(Hawker Siddeley Harrier)と、マニア垂涎の展示品が吊るされている。
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お付き合いの妻はロビーで休憩、館内撮影OKなので、私は各フロアの探索へ・・。

アメリカ軍M4中戦車(Medium Tank M4)、通称シャーマン(Sherman)。
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37.5口径75㎜戦車砲を主砲とした、第二次大戦における連合国の主力戦車、展示品はM4A4型。
ブラッド・ピッド主演の映画「フューリー(Fury)」に登場する主役の戦車「Fury」がM4中戦車(映画ではM4A3E8の設定)である。

何故かここに広島型原爆である「リトルボーイ(Little Boy)」のレプリカが展示されている。
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高濃縮ウランを用いたガンバレル型の原子爆弾、積載したウラン約65㎏のうち、1.38%が核分裂反応を起こしたと推定されているらしい。核出力は推定15kt。ちなみに人類初の核実験、かつ長崎に投下された原爆「ファットマン(Fat Man)」はプルトニウムを用いたインプロージョン方式の原爆である。

帝国戦争博物館は、この帝国戦争博物館(IWMロンドン)以外にも、分館としてテムズ川に係留されている軽巡洋艦ベルファスト、イギリス大蔵省庁舎地下のチャーチル博物館、ダックスフォードにダックスフォード帝国戦争博物館(IWMダックスフォード)、マンチェスターに北帝国戦争博物館(IWMノース)と、全部で五つの博物館がある。

帝国戦争博物館(ロンドン)付近地図


帝国戦争博物館分館「軽巡洋艦ベルファスト(HMS Belfast, C35)」
タワーブリッジの近く、テムズ川の岸辺にはイギリス海軍のタウン級軽巡洋艦ベルファスト(HMS Belfast, C35)が係留されている。ベルファストは1939年に就役、大戦や朝鮮戦争を経て1963年に退役した。その後、帝国戦争博物館の分館としてテムズ川に展示される事となった。
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艦名は北アイルランドの首府ベルファストに因む。排水量11,553t、全長613ft(187m)、タービン4基の4軸推進、出力80,000shp、速力32kt(59㎞/h)、主な兵装はMk XXIII 6inch三連装砲4基。

ツアーはJALPAK「エジンバラと湖水地方を訪ねる・イギリス縦断8日間」に参加。

(2018年5月中旬 撮影機材 Nikon Df )
観た映画(Amazonの該当頁へ):「フューリー(Fury)」
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