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鞆の浦(広島県) [山陽地方の旅]

鞆の浦
広島県福山市にある「鞆の浦」は、江戸時代からの「常夜燈」や寺社・町家が今も残り、かつては「潮待ちの港」として栄えた町であると云う。坂本龍馬の海援隊と紀州藩に絡む「いろは丸事件」も、鞆の浦に関連する事件として、ここに歴史を刻んでいる。近年ではジブリ映画「崖の上のポニョ」の構想が練られた場所として知られる事になった。

鞆の浦のシンボル「常夜燈(燈籠塔)」。
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日暮れを待って・・撮影。
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鞆港西側の雁木の南端に立つ「常夜燈」、安政6年(1859年)の建造と云う。

情緒ある古い町並み。
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「いろは丸事件」
慶応3年(1867年)、長崎から瀬戸内を航行していた海援隊の「いろは丸(伊予国大洲藩から借受)」と、長崎港に向かっていた紀州藩の軍艦「明光丸」が、備中国笠岡諸島付近(鞆の浦沖)で衝突した事件。いろは丸が取舵(左折)、明光丸が面舵(右折)をとり、同じ方角に回避行動をとった結果の衝突、いろは丸は沈没する。いろは丸に乗船していた坂本龍馬ら海援隊と明光丸の乗組員は鞆の浦に上陸、賠償交渉を開始する事になる。

交渉の場として使われた旧魚屋萬蔵宅、現在は「御舟宿いろは」という宿泊施設。
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渡船場の西側高台にある「福禅寺・対潮楼」、ここも交渉の場に使われたと云う。
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「福禅寺」は天歴年間(947〜957年)、空也上人によって建立との伝。

宿泊は「鞆の浦温泉・汀亭・遠音近音(おちこち)」
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宿からは「弁天島」と「仙酔島」が正面に。           (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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渡船場にある船は、渡船「平成いろは丸」。

翌朝、「仙酔島」から日の出。
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宿のロビーから、一服の絵のような「弁天島」と「仙酔島」。
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弁天島は朱塗りの弁天堂(福寿堂)が建っていることから弁天島と呼ばれる。

鞆の浦付近地図


(2019年10月下旬 撮影機材 Nikon Df )
観た映画(Amazonの該当頁へ):ジブリ映画「崖の上のポニョ」
泊まった宿(じゃらんのHPへ):「鞆の浦温泉・汀亭・遠音近音(おちこち)」
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