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武蔵御嶽神社(東京都)宿坊「山香荘」 [南関東の旅]

武蔵御嶽神社
武蔵御嶽神社は、東京の奥多摩にある御岳山の山上に鎮座する神社である。由緒によると崇神天皇7年の創建とされ、天平8年(736年)に僧の行基が東国鎮護を祈願し、蔵王権現を勧請したといわれる。中世には山岳信仰が盛んになり修験場として知られたが、戦乱にて荒廃、江戸時代になり徳川家康より朱印地が寄進され、慶長11年(1606年)に大久保長安を普請奉行として社殿を改築、元禄13年(1700年)には徳川綱吉の命により幣殿・拝殿が改築されたと云う。

武蔵御嶽神社(幣殿・拝殿)。                 (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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武蔵御嶽神社は御岳山の山上で、指定車両でないと車では行けない。車で行けるのは御岳登山鉄道「滝本駅」まで、そこから御岳登山鉄道「御岳山駅」へ。御岳山駅からは徒歩で約30分、坂道もあり年寄りには結構きつい・・。「滝本駅」には有料駐車場(宿泊客には割引あり)があるので、自家用車はそこに置いていく。

「御岳山駅」からの眺望。
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武蔵御嶽神社に向かって進むと、やがて大きな「神代欅」に出会う。
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推定樹齢は一千年、天然記念物らしい。ここを右に登っていくとお店のある参道へ。

武蔵御嶽神社境内の階段、とにかく登っていく。
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武蔵御嶽神社の狛犬は「ニホンオオカミ」である。
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日本武尊が東征の折、山奥で道を失った軍を導いた白狼に「災いを防ぎこの地を守護せよ」と仰せられ、白狼は言葉に従い「大口真神(おおくちまがみ)」としてこの御岳山に留まり守り神になったと云われる。

幣殿・拝殿にて参拝・・「ご照覧あれ」。
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御岳山宿坊「山香荘」
本日の宿は作家:浅田次郎ゆかりの旅館「山香荘」に宿泊。
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宿坊「山香荘」・・「神坐す山の物語」(浅田次郎著)はこの家での不思議な出来事を記した物語。
物語に出てくる大広間は昼でも暗く、神宿る雰囲気抜群、お風呂場がこの前を通らねば行けず、夜に一人で行くにはちと勇気がいる。宿泊の日は私共夫婦だけしか客がいなかったので、部屋の外にあるトイレに夜一人で行くのは怖い。本を読む前に行った方がいいかも・・。

フロントには浅田次郎の写真。
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ここは民藝の宿でもあるらしく、「道祖神」夫婦和合の神が並んでいた。
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大広間には浅田次郎直筆の原稿「壬生義士伝」が飾られていた、達筆。映画「壬生義士伝」も泣ける・・。
山香荘の料理は絶品なれど、老齢には量が多く少し残してしまった・・おもさげながんす。

武蔵御嶽神社付近地図


(2018年7月中旬 撮影機材 Nikon Df )
関連ブログ:道祖神
読んだ本(Amazonの該当頁へ):「神坐す山の物語」浅田次郎著「壬生義士伝」浅田次郎著
観た映画(Amazonの該当頁へ):「壬生義士伝」
泊まった宿(じゃらんのHPへ):「山香荘」東京都・武蔵御岳山
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