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富士・本栖湖(山梨県) [甲信地方の旅]

富士・本栖湖
本栖湖は、富士山の北西山麓にある富士五湖の一つで、最西端に位置する。最大水深は121.6mで、富士五湖の中で最も深く、かつ透明度も高い。

中央自動車道河口湖ICから、国道139号線に入り直進、青木ヶ原樹海を右に見ながら本栖湖に向かう。
本栖湖の湖岸を進むと、世界遺産の碑がある駐車場がある。

千円札の裏面に描かれる富士は本栖湖からの富士山である。    (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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千円紙幣E号券裏面の逆さ富士。
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この逆さ富士は峠(中ノ倉峠)からの撮影写真を図案化したものらしい。

世界遺産の碑と富士山、お札の裏面は撮影スポット。
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富士山は「信仰の対象と芸術の源泉」という事で2013年6月に世界遺産に登録された。

本栖湖の湖岸。
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本栖湖付近地図


(2016年5月中旬 撮影機材 Nikon Df )
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別所温泉(長野県)北向観音 [甲信地方の旅]

北向観音
「北向観音」は、長野県上田市の別所温泉にある天台宗の寺院である。平安時代初期の天長2年(825年)比叡山延暦寺座主の慈覚大師円仁により開創された。近隣にある天台宗常楽寺を本坊とする。
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北向観音は北向きに建立され千手観音を本尊として現世利益を願い、善光寺は南向きに建立され阿弥陀如来を本尊として未来往生を願うと云う。向き合ってる両方をお詣りしないと「片詣り」と云われるようなので、善光寺をお詣りしたあとには北向観音をお詣りするらしい。

北向きの観音堂、現在の堂は享保6年(1721年)に再建、昭和36年(1961年)に増改築が施された。
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「愛染堂」は「愛染明王」を本尊とする境内にある小堂。     (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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明治15年(1882年)に献納された。

「愛染かつら」は推定樹齢1200年の霊木、「縁結びの木」。
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愛染堂とこの桂(かつら)の木に因んだ恋愛物語「愛染かつら」(川口松太郎著)は戦前・戦後と映画化されている。妻も若き頃、心ときめかせたとか・・小生は歌だけは知ってる。
”花も嵐も踏み越えて 行くが男の生きる道 泣いてくれるな ほろほろ鳥よ〜”というやつ、ほろほろ鳥は食べたことがある。

「洗心」と彫られた手水舎。
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こちらの水(温水)は別所温泉の源泉とのことだが、温かかった記憶がない・・。

「温泉薬師瑠璃殿」、伝説には行基菩薩の創建、慈覚大師の再建と云われるらしい。
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現在の建物は文化六年(1809年)に再建と云う。

北向観音の参道を撮影。
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本堂面前、香炉の上に獅子の像。
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御朱印を戴く。
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北向観音付近地図


今回、善光寺と北向観音をお詣りするにあたり宿泊したのは、信州上田・別所温泉の「旅館桂荘」。
北向観音堂の裏通りにあり、部屋の窓から観音堂が見える。
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源泉貸切風呂と地産地消の料理、落ち着いたいい宿でした。

(2018年9月下旬 撮影機材 Nikon Df )

関連ブログ:坂東三十三観音番外札所「善光寺」
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別所温泉(長野県)安楽寺「国宝・八角三重塔」 [甲信地方の旅]

安楽寺(長野県)国宝・八角三重塔
安楽寺は長野県上田市別所温泉にある曹洞宗の寺院。山号は崇福山、長野県で最古の禅寺と云う。境内に国宝の八角三重塔が在る。

木立に囲まれた参道。                     (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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境内、地蔵菩薩が並ぶ道。
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国宝・八角三重塔
境内奥の山腹に建つ八角三重塔、日本に現存する近世以前の八角塔としては唯一のもので、昭和27年(1952年)に国宝指定を受ける。
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全高18.75m、構造形式は「八角三重塔婆、初重裳階(もこし)付、こけら葺」と云うらしい。

この塔は、鎌倉時代末〜室町時代始め頃の建立と考えられていたが、平成16年(2004年)奈良文化財研究所による年代調査の結果、塔は13世紀末(1290年代)に建築されたものと考えられ、日本最古の禅宗様建築である可能性が高くなったと云う。

八角三重塔と石灯籠。
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安楽時付近地図


別所温泉を出て帰京の途中、妻の要望で上田市内にある美術館「無言館」に寄ってみた。
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「無言館」は第二次世界大戦で没した画学生の絵画が展示されている。慰霊の場所、暗〜い雰囲気・・。

帰路の田園風景、山から湧き上がる雲と収穫を終えた圃場。
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無言館付近地図


(2018年9月下旬 撮影機材 Nikon Df )
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河口湖と飛行舘(山梨県) [甲信地方の旅]

河口湖と飛行舘
暑い夏であるが、河口湖自動車博物館・飛行舘は例年8月の1ヶ月しか開館しない。過去に数度訪れ、零戦や一式陸攻を観てきたが、最近は一式戦「隼」が完成し、偵察機「彩雲」も製作中との報に接し、久々に訪れてみた。平日でも首都高を横断するので、渋滞を避けるため早朝に出発、富士山を観たいという妻と同行である。

河口湖には8時半に到着。                    (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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飛行舘の開館は10時からなので、湖畔に車を停めて天上山公園へ、ロープウェイも始発である。
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天上山公園から一望する河口湖。                (Shutterstock my portfolioに掲載)
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河口湖は、864年(貞観6年)富士山噴火の溶岩流によりできた自然流出する河川を持たない内陸湖である。但し、人工放水路が作られており、相模川水系である。富士五湖の中では2番目の大きさだが、最も長い湖岸線を持ち、最も低い標高地点にある。富士箱根伊豆国立公園内で、国の名勝に指定され、世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として登録されている。

期待の富士山は、残念ながら雲の中。
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早朝から観光客が数多く・・中国の方が多い。

この天上山というのは昔話「カチカチ山」の舞台らしい。
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天上山がカチカチ山になったのは、太宰治の短編小説集「お伽草紙」でカチカチ山は河口湖畔の裏山とあることから・・と云う。

少したって、富士山が頭を雲の上に出した。
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とりあえず、富士山が見えてよかった・・。

飛行舘の開館時間が近づいてきたので山を下り、富士吉田の河口湖自動車博物館・飛行舘へ。
12年ぶりの訪問であったが、駐車場はいっぱい、若中年は少なくマニア爺いばかり・・
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飛行舘は一眼レフでの撮影は禁止なので、iPhoneでの撮影となる

零戦21型と上には一式戦「隼1型」、左に零戦52型後部、奥に一式陸攻尾翼と桜花。
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零戦21型は空母「赤城」艦載機の塗装、隼1型は飛行第64戦隊長「加藤建夫少佐」乗機の塗装。

一式戦「隼2型」6750号機、飛行第77戦隊。
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6750号機は1944年にニューギニアで米軍に捕獲され、性能調査試験が実施された機体。

艦上偵察機「彩雲」の胴体部分、マニア爺いがたくさん群がっていた(俺も・・)
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トラック諸島で回収した残骸から復元とのこと。

靖国神社・遊就館で展示されている零式艦上戦闘機52型もここでの復元による機体である。

天上山から観る富士山は、やはり頭に雪がある秋から冬が良いみたいだ。河口湖自動車博物館・飛行舘は、また数年してから、元気だったら来てみよう。

天上山公園付近地図


河口湖自動車博物館・飛行舘付近地図


(2024年8月下旬 撮影機材 Nikon Zfc、Apple iPhone SE)

関連ブログ:河口湖自動車博物館・飛行舘の零戦靖國の零戦52型
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