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レオナルド・ダ・ヴィンチ [名画と彫刻]

レオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo da Vinci)
(1452年4月15日 - 1519年5月2日)

フィレンツェ共和国(現在のイタリア)のルネサンス期を代表する芸術家。

博物学、科学、工学などの幅広い分野に多彩な才能を示したが、画家としての名声が最も高い。とはいえ同時代のミケランジェロやラファエロに比べると17世紀から18世紀までは無名に近い存在であったらしい。19世紀に入って残された手稿が研究され、多彩な才能を持つ神秘的な画家として評価が上がってきたようである。

現存している作品数は多くなく、日本にはもちろんない。海外の旅行先で目にした絵画も数枚である。

スコットランド国立美術館(National Gallery of Scotland)
(2018年5月上旬 撮影機材 Nikon Df )
「Madonna dei Fusi」(糸巻きの聖母、糸車の聖母)。
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本作は「バクルーの聖母」と云われる作品で、スコットランドのバクルー公爵家が所蔵、スコットランド国立美術館が長期貸与を受けて展示している絵画である。

レオナルド・ダ・ヴィンチが1499年以降に描いた絵画「Madonna dei Fusi」には「バクルーの聖母」と「ランズダウンの聖母」と呼ばれる二点のバージョンがあるらしい。どちらか一点、あるいは二点ともレオナルドの真作だろうといわれているが、他者との合作であろうとされている。

ルーブル美術館(Musée du Louvre)
(2017年9月中旬 撮影機材 Nikon Df )
「モナ・リザ(Mona Lisa)」、1503年 - 1519年頃。
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モデルはイタリア人のリザ・デル・ジョコンド(Lisa del Giocondo)、「mona」とはイタリア語「ma donna」の短縮系で「私の貴婦人」の意、この絵は「ラ・ジョコンダ (La Gioconda)」が本来の名称らしい。日本には1974年に来日、東京国立博物館にて単独展示された。

ルーブル美術館において最も集客力のある作品、いつも人であふれていて最前列に行くのは困難、上手く撮影できない・・。

ルーブル美術館(Musée du Louvre)
(2017年9月中旬 撮影機材 Nikon1 J5)
「聖アンナと聖母子(Sant'Anna, la Vergine e il Bambino con l'agnellino)」、1508年頃。
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聖母マリアと幼児キリスト、そしてマリアの母聖アンナが油彩で描かれた板絵。自身が将来遭遇する受難の象徴である生贄の子羊をキリストが手でつかんでいる。

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会
(2011年10月下旬 撮影機材 Nikon D5000)                 (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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カトリック教会の聖堂で、敷地内修道院の食堂の壁面にレオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」が描かれている。大戦中に空爆を受けたが、幸運にも壁画は被害を免れ、近年修復がなされた。

「最後の晩餐(L'Ultima Cena)」、1495年 - 1498年。(撮影禁止につき、お土産の絵葉書を撮影したもの)
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新約聖書に記されているイエス・キリストと12使徒による「最後の晩餐」が題材、キリストが「12使徒の中の一人が私を裏切る」と予言した時の情景が描かれている。

映画「ダ・ヴィンチ・コード」の中でもこの絵画が登場する。キリストの向かって左にいるのはマグダラのマリアであり聖杯(子宮)を暗示しているというシーンがあった。

関連ブログ:スコットランド国立美術館(エジンバラ)ルーブル美術館(フランス)ミラノ(イタリア)最後の晩餐
観た映画(Amazonの該当頁へ):「ダ・ヴィンチ・コード」

あいち航空ミュージアムにある「レオナルド・ダ・ヴィンチのヘリコプター」
(2019年3月下旬 撮影機材 Nikon Df )
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幅広い分野に多彩な才能を示したレオナルド・ダ・ヴィンチ、「あいち航空ミュージアム(県営名古屋空港に隣接)」には、ダ・ヴィンチの手稿に残されている「回転するプロペラによって上昇する機械」の模型が展示されている。

関連ブログ:あいち航空ミュージアム(愛知県)
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