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薬師寺(奈良県) [近畿地方の旅]

薬師寺
薬師寺は天武天皇9年(680年)、天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒を祈って発願された。天武天皇は薬師寺の完成を待たずに崩御されたが、薬師寺は飛鳥の藤原京に造営された。 天平時代となり、藤原京から平城京への遷都にともない、薬師寺も平城京右京六條二坊の現在の地へ移転された。

歴史の中で多くの堂塔が火災や地震で失われたが、享禄元年(1528年)の兵火は激しく、金堂・西塔・大講堂などが焼失、「東塔」のみが焼失を逃れた。        (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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東塔は国宝である。現在寺に残る建築のうち、奈良時代(天平年間)に遡る唯一のもの。屋根の出が6か所にあり、一見六重の塔に見えるが、下から1・3・5番目の屋根は裳階(もこし)と呼ばれ、構造的には三重の塔である。

薬師寺を訪れたのは中学校の修学旅行以来(50年以上前・・)、「東塔」のみが印象に残っている。
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(1971年5月撮影、修学旅行にて)

「金堂」本尊・薬師三尊像(国宝)を祀る。
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慶長5年(1600年)に再建後、昭和51年(1976年)に再建、内陣は鉄筋コンクリート造。

「大講堂」仏足石(国宝)や仏足跡歌碑(国宝)が安置されている。
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嘉永5年(1852年)の再建後、平成15年(2003年)に解体再建された。

「西塔」
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昭和56年(1981年)の再建、修学旅行のときにはなかった・・。

「中門」から「南門」を撮影
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薬師寺付近地図


薬師寺は「古都奈良の文化財」の構成資産の一つとして、世界遺産に登録されている。

(2023年5月中旬 撮影機材 Nikon Df )
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