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コッツウォルズ(イギリス)バイブリー [イギリスの旅]

コッツウォルズ(Cotswolds)バイブリー(Bibury)
コッツウォルズは、イングランド中央部に広がる丘陵地帯、その景観は英国一美しいと云われ、特別自然美観地域に指定されている。コッツウォルズとは「羊の丘」という意味らしく、羊毛の交易で栄えてきた地域。コッツウォルズの家並は、コッツウォルズストーンといわれる蜂蜜色の石灰岩で造られており、豊かな緑とのコントラストが一幅の絵のような美しさを見せてくれる。

「バイブリー」はいちばんコッツウォルズらしいと云われる小さな村で、14世紀に建てられた石造りのコテージが並ぶ「アーリントン・ロウ(Arlington Row)」は、英国のパスポート内側にも描かれる有名な地域らしい。                           (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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「アーリントン・ロウ」には、長さ約50mの小道にコテージが並ぶ。1380年に修道院の羊毛貯蔵所として建てられたが、その後17世紀に毛織物職工のための住居兼仕事場として改築された。現在も住民が住んでおり、コッツウォルズストーンによる「蜂蜜色の村」である。
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コテージの屋根、苔が年代を感じさせる。            
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コテージを離れて村の側道に入る。美しい自然がいっぱいである。
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ここは英国の自然保護団体「ナショナル・トラスト(National Trust)」の文化遺産ともなっている。

側道からみるコテージ群。
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昭和46年(1971年)には昭和天皇がヨーロッパ旅行中に滞在なされたと云う。

バイブリー付近地図


ツアーはJALPAK「エジンバラと湖水地方を訪ねる・イギリス縦断8日間」に参加。

(2018年5月中旬 撮影機材 Nikon Df )
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ストーンヘンジ(イギリス) [イギリスの旅]

ストーンヘンジ(Stonehenge)
ストーンヘンジ(Stonehenge)は、イングランド中部ソールズベリー平原に造られた環状列石(ストーンサークル)である。環状に並んだ直立巨石とそれを囲む土塁からなり、世界でも有名な先史時代の遺跡である。紀元前3000年ごろの新石器時代に土塁と簡単な石柱が造られ、紀元前2500年ごろの青銅器時代へと移り変わる時期に巨石を使った環状列石が建造されたらしい。世界文化遺産として1986年に登録された。
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環状列石全景。

日本では縄文時代中期にあたる時代に築かれた英国の遺跡、ツアーで訪れるのを楽しみにしていた。当日は午前中にコッツウォルズ見学を終えて、バスでストーンヘンジに向かう。距離は120㎞、約2時間の行程である。丘の上に見えてきたストーンヘンジを車内から撮影。
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天気はイギリスらしく曇り空・・。

バスを降りてストーンヘンジの環状列石に向かうと、観光客がたくさん。
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環状列石の廻りには柵が張られてあり、近寄れない。ぐるっと廻りながら見学する。
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ストーンヘンジの環状列石は直径30mで、直径約100mの土塁と堀の中心部に位置する。
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ストーンヘンジの構造図。地球の歩き方HPより
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使われている巨石はサーセン石と呼ばれる砂岩の一種で、サーセン石はストーンヘンジの北約30㎞のマールバラ丘陵と云う所から運ばれてきたらしい。中心部にはサーセン石の巨石以外に、ブルーストーンと呼ばれる石も使われているが、この石はストーンヘンジから西に240㎞以上行ったウェールズのプレセリの丘で採掘されたと云う。
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内側にある二つの立石と横石からなる大きな石組みはトリリトンと呼ばれる。
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ストーンヘンジは古代人の神殿という説が有力らしいが、何故この場所にこれだけの規模のものを造ったかはわからないらしい。また、夏至の日に太陽が昇る場所がヒールストーンという立石とストーンヘンジの中心部を結ぶ直線上に配置されており、太陽崇拝の祭祀場であったとも考えられていると云う。
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土塁の外に立つヒールストーン。

ストーンヘンジで最も背の高い立石は、トリリトンの立石のひとつ。石の先端の突起は、横石との接合で横石に穴が開けられていたことがわかる。
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環状列石以外にも、土塁内に石が置かれていたりする。
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巨石群を撮影、横石の上にカラス・・。             (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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夏至の日でなくとも太陽を背に撮影してみたい風景、また訪れる機会があれば・・。

ストーンヘンジ付近地図


ストーンヘンジの駐車場に隣接したビジターセンター。
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発掘品の展示やストーンヘンジの説明展示があり、お土産売り場でもある。

ツアーはJALPAK「エジンバラと湖水地方を訪ねる・イギリス縦断8日間」に参加。

(2018年5月中旬 撮影機材 Nikon Df )
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ロンドン(イギリス)バッキンガム宮殿 [イギリスの旅]

ロンドン(London)
ロンドンは言わずと知れたイギリス及びイングランドの首都。ロンドンの首都としての地位を明示した文書は存在しないと云うが、イギリス王室の公式の宮殿であるバッキンガム宮殿、女王が居住する宮殿の存在はロンドンが首都であることを明示している。

バッキンガム宮殿(Buckingham Palace)
1703年にバッキンガム公ジョン・シェフィールドが自らの邸宅として建てたバッキンガムハウスが始まりとされる。1837年にヴィクトリア女王が即位の際にセント・ジェームズ宮殿から移り住み、以後バッキンガム宮殿はイギリス王室の公式の宮殿となったと云う。
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宮殿の屋上に王室旗が掲げられている時は女王が在宅、イギリス国旗なら不在を示しているらしい。訪問時は風がなく、どちらの旗であるか確認できなかった・・。

門扉を飾るイギリスの国章(Royal coat of arms of the United Kingdom)。イングランドを象徴するライオンとスコットランドを象徴するユニコーンが盾を支える。盾の上には、冠をかぶったライオン、この冠は「聖エドワード王冠」であると云う。             (Shutterstock my portfolioに掲載)
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宮殿正面広場には、ヴィクトリア記念碑が建立されている。
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バッキンガム宮殿の敷地は約1万坪、舞踏会場、音楽堂、美術館、接見室や図書館等が設置されている。

バッキンガム宮殿付近地図


ツアーはJALPAK「エジンバラと湖水地方を訪ねる・イギリス縦断8日間」に参加。

(2018年5月中旬 撮影機材 Nikon Df )
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ロンドン(イギリス)ウェストミンスター寺院 [イギリスの旅]

ウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)
ウェストミンスター寺院は、ロンドン・ウェストミンスターにあるイングランド国教会の教会。11世紀にエドワード懺悔王が建設、戴冠式など王室行事が執り行われ、内部の壁と床には歴代の王や女王、政治家などが多数埋葬されている。
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1987年、ウェストミンスター宮殿(国会議事堂)や聖マーガレット教会と共に世界遺産に登録された。

ウェストミンスター宮殿に向かいながら、寺院の中庭を撮影。
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ウェストミンスター宮殿に着くも、ビッグ・ベン(Big Ben)は改修中・・。
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                               (Adobe Stock my portfolioに掲載)
ビッグ・ベンは、ウェストミンスター宮殿(国会議事堂)に付属する時計台の大きな鐘の愛称。イギリスに来たという写真を撮りたかったが残念である・・、時計台の竣工は1859年と云う。

毎日奏でられるビッグベンの鐘の音は、日本の多くの学校で使用されている始業・終業の「キーンコーンカーンコーン」の音階らしい・・改修中のため数年は聞けないとの事。

ビッグベンの鐘の音はイギリス議会のホームページからダウンロードできるというので辿り着いたが、何故かアクセス拒否・・問い合わせは英語になるのでやめにした。

翌日、帝国戦争博物館(テムズ川対岸)に行く途中にウェストミンスター寺院が遠望できた。
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ウェストミンスター寺院付近地図


ツアーはJALPAK「エジンバラと湖水地方を訪ねる・イギリス縦断8日間」に参加。

(2018年5月中旬 撮影機材 Nikon Df )
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ロンドン塔(イギリス) [イギリスの旅]

ロンドン塔(Tower of London)
ロンドン塔は、ロンドンを流れるテムズ川の岸に築かれた中世の城塞であり、かつては国王が居住する宮殿であった。正式には「女王陛下のロンドン塔の宮殿および要塞(Her Majesty's Royal Palace and Fortress of the Tower of London)」と呼ばれるらしい。1988年に世界遺産に登録されている。

1078年にウィリアム征服王がロンドンを外敵から守るために堅固な要塞の建設を命じ、約20年で現在の
「ホワイト・タワー」が完成した。その後、リチャード1世が城壁の周囲の濠の建設を始め、ヘンリー3世が完成させた。以降、王朝が変遷してからも国王が居住する宮殿として1625年まで使われた。
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ロンドン塔「ホワイト・タワー(White Tower)」

ツアーで団体入場、城壁に沿って内部へ進む。我々の旗印は「鯉のぼり」・・。
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最初の見どころは「トレイターズ・ゲート(Traitor’s Gate)」、テムズ川に繋がっている門である。
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ロンドン塔は牢獄としても利用された。ヘンリー8世の2番目の妻アン・ブーリンはこの門を通って投獄、その娘であるエリザベス1世もここを通って投獄されたと云う。「トレイターズ・ゲート」とは「反逆者の門」との意味である。

ホワイト・タワーを左に見ながら、坂を登っていく。
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振り返るとテムズ川に架かる「タワーブリッジ(Tower Bridge)」の主塔が見える。
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「Tower Bridge」の名は「Tower of London」に由来するとのこと。

ロンドン塔は、現在も儀礼的な武器などの保管庫、礼拝所などとして使用されており、世界最大級のカット・ダイヤモンド「偉大なアフリカの星(カリナン)」と云うのが保管されているらしい。

保管されているのは、この「クラウン・ジュエル(Crown Jewels)」。
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ここは王室儀式で使用される王冠や宝石類が展示されている、但し写真撮影は禁止。貴金属にはさして興味がないので、さらりと見学。

ロンドン塔には「ロンドン塔に住む6羽のワタリガラスがもしこの要塞を飛び立てば、イギリス王家は終わりを告げる」という伝説があるらしく、ワタリガラス(The Ravens)が一定数(7羽らしい、内予備が1羽)飼育されている。
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血塗られた歴史
ロンドン塔は牢獄でもあったので処刑も行われた。ヘンリー8世の2番目の妻アン・ブーリンは城内の「タワー・グリーン」で処刑された。アンに着せられた姦通などの罪は濡れ衣であったとされ、ロンドン塔には今でもアン・ブーリンの亡霊が出ると云う。「タワー・グリーン」とはロンドン塔の広場である。
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左側にアン・ブーリンの処刑の場所がある・・。

血塗られた歴史はまだあり、エドワード4世の跡を継いで即位するはずだった12歳のエドワード5世は、10歳の弟と共にロンドン塔に幽閉され、その後姿を消す。事件の約200年後の1674年、子供2体の骨がホワイト・タワーで発見、1933年に科学的な調査で正式に二人の遺骨であると判明したらしい。
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ロンドン塔付近地図


ツアーはJALPAK「エジンバラと湖水地方を訪ねる・イギリス縦断8日間」に参加。

(2018年5月中旬 撮影機材 Nikon Df )
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