神護寺展(東京国立博物館にて)二天王立像 [東京国立博物館]
神護寺展(東京国立博物館にて)二天王立像
東京国立博物館にて開催された「神護寺」展、京都を訪ねるのは遠いし、普段は観ることができない国宝が幾多も来ているので特別展チケットを購入して入館した。残念ながら殆どが撮影禁止だが、楼門の二天王立像を撮影スポットとして展示していた。
神護寺展は、天長元年(824年)に正式に密教寺院となった神護寺の創建1200年と、空海生誕1250年を記念しての開催。
「神護寺」は平安遷都の提唱者である和気清麻呂が国家安泰を祈願し、天応元年(781年)に神願寺(所在不明)と山城に高雄山寺を建立、天長元年(824年)両寺は合併し寺名を「神護国祚真言寺(略して神護寺)」と改め建立された。高雄山寺は遣唐前の最澄、空海を相次いで招き、平安仏教に新風を吹き込むが、神護寺に改名後は空海に一切を付嘱し真言宗を今日に伝えている。空海は大同4年(809年)に高雄山寺に入山、承和2年(835年)高野山において入定。(神護寺HPより抜粋)
二天王立像は「増長天」と「持国天」、平安時代後期の作だが造形や着衣の形式が異なり、別々に作られたものではと(会場の説明文より)。
「持国天」は右に
「増長天」は左に
「高雄山」の扁額は明治16年、小松宮彰仁親王の筆。
神護寺展ポスター
国宝の「薬師如来立像」は思ったより小さかったが、凛とした佇まいであった。
神護寺展(東京国立博物館HPより)
東京国立博物館付近地図
(2024年9月上旬 撮影機材 Nikon1 J5、Apple iPhone SE)
東京国立博物館にて開催された「神護寺」展、京都を訪ねるのは遠いし、普段は観ることができない国宝が幾多も来ているので特別展チケットを購入して入館した。残念ながら殆どが撮影禁止だが、楼門の二天王立像を撮影スポットとして展示していた。
神護寺展は、天長元年(824年)に正式に密教寺院となった神護寺の創建1200年と、空海生誕1250年を記念しての開催。
「神護寺」は平安遷都の提唱者である和気清麻呂が国家安泰を祈願し、天応元年(781年)に神願寺(所在不明)と山城に高雄山寺を建立、天長元年(824年)両寺は合併し寺名を「神護国祚真言寺(略して神護寺)」と改め建立された。高雄山寺は遣唐前の最澄、空海を相次いで招き、平安仏教に新風を吹き込むが、神護寺に改名後は空海に一切を付嘱し真言宗を今日に伝えている。空海は大同4年(809年)に高雄山寺に入山、承和2年(835年)高野山において入定。(神護寺HPより抜粋)
二天王立像は「増長天」と「持国天」、平安時代後期の作だが造形や着衣の形式が異なり、別々に作られたものではと(会場の説明文より)。
「持国天」は右に
「増長天」は左に
「高雄山」の扁額は明治16年、小松宮彰仁親王の筆。
神護寺展ポスター
国宝の「薬師如来立像」は思ったより小さかったが、凛とした佇まいであった。
神護寺展(東京国立博物館HPより)
東京国立博物館付近地図
(2024年9月上旬 撮影機材 Nikon1 J5、Apple iPhone SE)
陶磁器(東京国立博物館にて) [東京国立博物館]
陶磁器(東京国立博物館にて)
陶磁器とは土器・陶器・磁器などの焼き物の総称らしいが、字の如く「陶器と磁器」を指していると思っていた。若い頃はまったく興味がなかったが、「開運!なんでも探偵団」とかをみて、だんだん知識がついてきて少し興味を持つようになり、東博を訪れた際にも写真を撮るようになった。
陶器は粘土を主原料とし珪石と長石を配合、施釉をして1200°C以上で焼成する。益子焼・備前焼・瀬戸焼・唐津焼・美濃焼・常滑焼・信楽焼・萩焼などが代表的な陶器。
「褐釉蟹貼付台付鉢(かつゆうかにはりつけだいつきはち)」初代宮川香山 作(明治14年)
本物さながらの蟹が目を惹く・・第二回内国勧業博覧会出品、重要文化財
志野茶碗(しのちゃわん) 銘「橋姫」美濃、安土桃山〜江戸時代・16〜17世紀
志野の中でも初期の作らしい
黒楽茶碗(くろらくちゃわん) 銘「尼寺」長次郎、安土桃山時代・16世紀
楽茶碗は京都の陶工・長次郎によって創始された茶の湯の碗
大井戸茶碗(おおいどちゃわん)「有楽井戸(うらくいど)」朝鮮、16世紀
高麗茶碗・大井戸の名碗、織田有楽斎、紀伊國屋文左衛門所持の茶碗、重要文化財
磁器は磁石を粉砕した石粉を主原料とする、成分的には陶器と同じだが配合が異なる、施釉をして高火度の1350°C以上で焼成、吸水性はなく白色で硬い。有田焼(伊万里焼)・九谷焼・砥部焼・波佐見焼などが代表的な磁器。
「色絵翡翠図平鉢(いろえかわせみずひらばち)」伊万里、江戸時代・17世紀
眼光鋭い翡翠の絵柄、金継ぎも絵になっている
「銹地染付桃文皿(さびじそめつけもももんさら)」伊万里、江戸時代・17世紀
鉄の釉薬を使い、一部をかけ残して図様を表す「吸坂手」の作品
東京国立博物館(東博)付近地図
(2023年1月〜11月 撮影機材 Nikon1 J5)
陶磁器とは土器・陶器・磁器などの焼き物の総称らしいが、字の如く「陶器と磁器」を指していると思っていた。若い頃はまったく興味がなかったが、「開運!なんでも探偵団」とかをみて、だんだん知識がついてきて少し興味を持つようになり、東博を訪れた際にも写真を撮るようになった。
陶器は粘土を主原料とし珪石と長石を配合、施釉をして1200°C以上で焼成する。益子焼・備前焼・瀬戸焼・唐津焼・美濃焼・常滑焼・信楽焼・萩焼などが代表的な陶器。
「褐釉蟹貼付台付鉢(かつゆうかにはりつけだいつきはち)」初代宮川香山 作(明治14年)
本物さながらの蟹が目を惹く・・第二回内国勧業博覧会出品、重要文化財
志野茶碗(しのちゃわん) 銘「橋姫」美濃、安土桃山〜江戸時代・16〜17世紀
志野の中でも初期の作らしい
黒楽茶碗(くろらくちゃわん) 銘「尼寺」長次郎、安土桃山時代・16世紀
楽茶碗は京都の陶工・長次郎によって創始された茶の湯の碗
大井戸茶碗(おおいどちゃわん)「有楽井戸(うらくいど)」朝鮮、16世紀
高麗茶碗・大井戸の名碗、織田有楽斎、紀伊國屋文左衛門所持の茶碗、重要文化財
磁器は磁石を粉砕した石粉を主原料とする、成分的には陶器と同じだが配合が異なる、施釉をして高火度の1350°C以上で焼成、吸水性はなく白色で硬い。有田焼(伊万里焼)・九谷焼・砥部焼・波佐見焼などが代表的な磁器。
「色絵翡翠図平鉢(いろえかわせみずひらばち)」伊万里、江戸時代・17世紀
眼光鋭い翡翠の絵柄、金継ぎも絵になっている
「銹地染付桃文皿(さびじそめつけもももんさら)」伊万里、江戸時代・17世紀
鉄の釉薬を使い、一部をかけ残して図様を表す「吸坂手」の作品
東京国立博物館(東博)付近地図
(2023年1月〜11月 撮影機材 Nikon1 J5)