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法隆寺(奈良県) [近畿地方の旅]

聖徳宗総本山 法隆寺
世界最古の木造建築と云われる、奈良県生駒郡斑鳩町の「法隆寺」。推古天皇9年(601年)大和平野は斑鳩の里に、聖徳太子こと厩戸皇子が斑鳩宮を造営、この斑鳩宮に接して推古天皇15年(607年)ごろ建立されたのが「斑鳩寺」、すなわち「法隆寺」であると云う。

「日本書記」によると天智天皇9年(670年)に余す事無く全焼したが、奈良時代初頭までには飛鳥時代の様式で再建された。これが現存する世界最古の木造建築群である西院伽藍となる。一方、斑鳩宮は荒廃したままであったが、天平11年(739年)ごろ、聖徳太子の菩提を願って宮跡に建立されたのが「夢殿」で、これを中心とした建築群が東院伽藍となる。

西院伽藍
「中門」(飛鳥時代、国宝)
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入母屋造の二重門であるが現在出入り口としては使われていない。

「五重塔」(飛鳥時代、国宝)
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屋根を支える小鬼。
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千四百年余に渡り、ご苦労様です・・。

「金堂」(飛鳥時代、国宝)
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金堂は西院伽藍最古の建築。

大講堂より五重塔・中門・金堂を撮影。
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西院伽藍から東院伽藍へ。                   (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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東院伽藍
東院伽藍は斑鳩の宮跡、天平時代に宮跡の荒廃ぶりを嘆き、聖徳太子供養の伽藍が建立された。
「夢殿」(奈良時代、国宝)
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八角円堂の夢殿は東院の本堂。

「絵殿・舎利殿」(鎌倉時代、重要文化財)
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舎利殿には幼き聖徳太子の掌中から出現したという舎利を安置。絵伝は聖徳太子の事跡を描いた障子絵が納められている。

東院伽藍の入り口にある手水舎は「朱雀」(南の守護神)。
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西院伽藍の手水舎には「青龍」(東の守護神)、聖霊院前の手水舎には「玄武」(北の守護神)があったので、どこかに「白虎」(西の守護神)があるはず・・。

法隆寺付近地図


法隆寺の建築物群は「法隆寺地域の仏教建造物」として世界遺産に登録されている。

(2023年5月中旬 撮影機材 Nikon Df )
関連ブログ:法隆寺「西院伽藍」法隆寺「東院伽藍」法隆寺「小鬼と龍」
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