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大英博物館(イギリス)ロゼッタ・ストーン [イギリスの旅]

大英博物館(British Museum)
ロンドンのカムデン区にある大英博物館、王立協会会長で古美術収集家であったハンス・スローン(Sir Hans Sloane)は政府が博物館を建設する条件で収集品を遺贈、議会はこれを受け1753年に博物館法により大英博物館を設立、一般向けには1759年1月から開館されたと云う。

所蔵品は約800万点で常設展示は約15万点、所蔵品は国や時代を問わず歴史的価値の高いものばかりだが、世界を制覇した大英帝国、略奪品や盗品も数多くあるため「泥棒博物館」とも揶揄されている。
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余談だが、ハンス・スローンは医師で、王立協会会長としてはアイザック・ニュートンの後任である。カカオを飲みやすくしたチョコレートミルク飲料を発明したことでも知られるらしく、ロンドンに「スローン・スクエア」として名を残している。

ツアーで訪問、入場は無料、とはいえ募金箱があるので妻と二人分で10£いれた。展示品の写真撮影も可であるし海外の博物館や美術館は、撮影が趣味である私にとっては嬉しい場所である。

イースター島モアイ像、(イースター島、オロンゴ)。
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このモアイ像は「ホア・ハカナナイア」という名前らしい、現地の言語で「盗まれた友人」という意味とのこと。

プタハシェプセスの偽扉、(古代エジプト、紀元前2400年頃)。
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「プタハシェプセス」はエジプトの創造神であり不死なる統治者プタハの司祭。この偽扉は死者の魂が供物を受け取るために、偽扉の奥にある埋葬室から礼拝室へ抜けるときに通る扉だと云う。

ロゼッタ・ストーン(仏: Pierre de Rosette, 英: Rosetta Stone)、紀元前196年。
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ロゼッタ・ストーンは、エジプトのロゼッタで1799年に発見された石碑。碑文は古代エジプト語の神聖文字(ヒエログリフ)と民衆文字(デモティック)、ギリシア文字の3種類の文字で記述されており、紀元前196年にプトレマイオス5世によってメンフィスで出された勅令が刻まれている。この3種類の文字併記により、それまで不明であった古代エジプト文字の解読が可能となった。解読できたのは1822年である。

ロゼッタ・ストーンは、ナポレオンによるフランス軍エジプト遠征での発見であるが、1801年イギリス軍により押収された。石の側面には「Captured in Egypt by the British Army in 1801」と刻まれている。

古代ローマのヴィーナス像、(古代ローマ時代、西暦1〜2世紀ごろ)。
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この像はローマ近郊で1775年に発掘された、両腕は復元されたものらしい。

大英博物館付近地図


ツアーはJALPAK「エジンバラと湖水地方を訪ねる・イギリス縦断8日間」に参加。

(2018年5月中旬 撮影機材 Nikon Df )
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