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永平寺(福井県)山頭火 [北陸地方の旅]

曹洞宗大本山永平寺 梅雨時
曹洞宗の開祖である道元が建立した永平寺。770年以上の伝統を持つ「禅」の道場である。
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「勅使門(唐門)」天保10年(1839年)建築。重要文化財。

道元は正治2年(1200年)の生まれ、比叡山延暦寺にて仏門に入り、比叡山を下りた後は建仁寺に入るが、真の仏法を学ぶため宋に渡る。宋では天童山景徳寺の如浄に入門、「只管打坐」の禅を学び、その法を嗣ぐことを許され帰国した。帰国後は建仁寺にて説法と著述を行なったが、旧仏教勢力からの迫害に遭う。迫害を避け越前国に向かい土豪波多野氏の庇護を受け、寛元2年(1244年)に傘松峰大仏寺を建立する。これが永平寺の開創であり、寛元4年(1246年)に山号寺号を吉祥山永平寺と改めた。

永平寺は暦応3年(1340年)には兵火で伽藍が焼失、応仁の乱でも文明5年(1473年)に焼失、その後も火災に見舞われ、現在の諸堂は近世以降のものである。

「中雀門」から「山門」を望む。                (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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「山門」は寛延2年(1749年)建築、階上に釈迦如来像、五百羅漢像を安置する。重要文化財。

「山門」に入り「中雀門」を望む。
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「東司(とうす)」脇の回廊、外側にも階段があり中雀門回廊に入れる。東司とはトイレのこと。
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永平寺拝覧を終わり通用門を出ると「報恩塔」と石燈籠の場所に。
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さらに渓流に沿って山の方に進むと滝がある。
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「玲瓏の滝」というらしい、涼しげな場所。

参道途中の林の中に山頭火の句碑、種田山頭火は昭和11年7月に永平寺に参籠していたらしい。
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「てふてふひらひらいらかをこえた」山頭火


永平寺周辺地図


(2012年6月中旬 撮影機材 Nikon D5100)
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