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仙巌園(鹿児島県)薩摩藩 島津家別邸 [九州地方の旅]

薩摩藩 島津家別邸 仙巌園(せんがんえん)
「名勝 仙巌園」鹿児島県鹿児島市吉野町字磯にある薩摩藩主島津氏の別邸跡とその庭園、万治元年(1658年)第19代当主の島津光久によって造園された。別名は「磯庭園」と云う。

借景技法にて、桜島を築山に、鹿児島湾を池に見立てた庭園である。(Adobe Stock my portfolioに掲載)
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幕末には第28代当主の島津斉彬が、この敷地の一部を使ってヨーロッパ式製鉄所やガラス工場を建設するなどの近代化事業を興した。敷地内には復元された鉄製150ポンド砲が展示されている。
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別邸は「磯御殿」と云う。その庭園にある「獅子乗大石灯籠」。
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安政4年(1857年)には、園内の石灯籠にガス配管を施し、ガス灯として用いたらしい。

季節は師走の冬真っ盛りであるが、温暖な鹿児島は紅葉の最盛期。

庭園にある池から紅葉越しに「磯御殿」を撮影。
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広い園内を散策、瓢箪型の「ひさご池」には小さな滝と石蕗(つわぶき)。
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園内にある「江南竹林」は、日本の孟宗竹発祥の地らしい。
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第21代当主島津吉貴が中国から琉球を経由して孟宗竹を植えたとのこと。

磯御殿裏山の山腹にある大きな岩、「千尋巌」の文字が白く刻まれている。
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「千尋巌(せんじんがん)」とは大きな岩との意味らしいが、どことなく中華風な感じ・・。
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裏山から紅葉と桜島。
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裏山散策中にある小さな池、緑の藻に落ち葉が彩りを添えていた。
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「仙巌園」は明治日本の産業革命遺産として平成27年(2015年)世界文化遺産に登録された。

仙巌園付近地図


(2016年12月中旬 撮影機材 Nikon1 J5)
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