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有楽苑(愛知県)国宝茶室「如庵」 [東海地方の旅]

日本庭園 有楽苑
愛知県犬山市にある「日本庭園 有楽苑」、苑内には国宝茶室「如庵」がある。「如庵」は織田信長の弟で
ある織田有楽斎(うらくさい)が京都の建仁寺に創建した茶室、昭和47年(1972年)に名古屋鉄道により犬山城の東へ移築され、「如庵」が京都にあった時代の庭園を可能な限り再現した「日本庭園 有楽苑」が整備された。

国宝茶室「如庵」
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柿葺(こけらぶき)の端正な外観、内部は二畳半台目、竹を詰め打ちにした有楽窓、躙口の位置等随所に独創的な工夫がこらされている。(パンフレットから抜粋)
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織田有楽斎は天文16年(1547年)の生まれ。千代田区「有楽町」の町名は、この織田有楽斎に由来、屋敷が数寄屋橋御門の周辺にあり、明治時代にその屋敷跡を「有楽町」と名付けた。

「如庵」は昭和11年(1936年)に国宝の指定を受け、京都山崎妙喜庵内の待庵、大徳寺龍光院内の密庵とともに、現存する国宝茶席三名席の一つである。

「如庵」の前庭にある「有楽好み井筒」。
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石に「元和元年九月二日有楽」との刻印があるらしい。

「釜山海」、同じく「如庵」の前庭にある。
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加藤清正が文禄の役で朝鮮の釜山沖から引き上げたといわれる自然石。秀吉に献上されたあと、有楽斎に下げ渡されて、蹲踞に仕立てられたと云う。

「日本庭園 有楽苑」にはこの国宝茶室「如庵」の他にも、重要文化財「旧正伝院書院」、古図により復元された「元庵」、茶会のために建てられた「弘庵」などがあり、静かな佇まいをみせている。

「旧正伝院書院」
元和4年、「如庵」に隣接して建てられた有楽斎の隠居所。
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書院から「含翠門」を望む通路。
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「元庵」
有楽斎が大阪・天満に構えた茶室を古図にもとづいて有楽苑築造時に復元。
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三畳台目の茶室内部は奥に深い間取り、亭主床と呼ばれる床構え(らしい)

「弘庵」
苑内で催される茶会のために新築された茶席。
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ここで一服、呈茶料は¥600、入苑時に支払い。入り口には水琴窟の蹲踞。
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有楽苑内案内図有楽苑公式サイトより抜粋)。
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有楽苑付近地図


(2023年3月中旬 撮影機材 Nikon Df )
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