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牛久沼の河童(茨城県) [徒然に]

牛久沼の河童
茨城県は牛久市周辺に広がる牛久沼、全国に多数の河童伝承があるが、ここにある河童伝説は明治大正期に活躍した文化人「小川芋銭」の「河童松」によって紹介されたと云う。小川芋銭は河童の絵で有名とのこと、牛久沼の河畔には芋銭の晩年の住居「雲魚亭」と「河童の碑」がある。

河童の碑。
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河童の絵、「誰識古人画龍心」の文字が刻まれている。
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「誰識古人画龍心」は、何故河童を描くのかとの問いかけに芋銭が答えた言葉だという。

河童は一説によると、1600年ほど前、中国から海を渡り九州八代地方へ辿り付き、全国へ伝播していったと云われている。それ故、各地に伝わる河童の特徴は似たようなもので、好きな食べ物はキュウリ、特技は相撲、頭に皿があって背中に甲羅を背負っている。

河童松、初代の河童松は昭和30年(1955年)に枯死、現在の松はその後植えられたもの。
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常陸國牛久沼の北岸に河童松と呼ぶ老松あり、五百年の昔、彦衛門と云う里の勇士、河童をこらさんとてして此松に縛りたりと云う(小川芋銭著「河童百図」)

雲魚亭、現在は小川芋銭記念館として一般公開されている。
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牛久駅近辺には、たまに立ち寄る、お勧めのフランス料理店がある。
CHEZ Nakajima」、今回もこのお店の食事の帰りに、前から気になっていた河童を見学した次第。

近くには牛久シャトーもあるが、このお店はリーズナブルでとても美味しい。お肉屋さんの2階。

牛久沼の河童近辺地図


(2016年3月上旬 撮影機材 Nikon1 J5)
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