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異国の神仏像(東京国立博物館・東洋館) [東京国立博物館]

異国の神仏像(東京国立博物館・東洋館)
東京国立博物館の本館や平成舘には主に「日本」の美術・工芸・考古遺物が展示されており、海外の文物は少ない。

「チャクラサンヴァラ父母仏立像(The Deity Cakrasamvara with His Consort)15〜16世紀、中国・チベット。
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男女の仏が抱き合う姿で表わされる父母仏(ヤブユム)はチベット仏教の特徴的な仏で、守護尊(イダム)と呼ばれ、絶大な力をもつ仏として信仰されている。(平成舘にて2022年8月撮影)

東京国立博物館に入って左側の東洋舘には、中国、朝鮮半島、東南アジア、西域、インド、エジプトなどの美術と工芸、考古遺物が展示されている。久々に訪れてみた。

「如来坐像(Buddha)パキスタン、クシャーン朝・2〜3世紀、片岩。
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異国の如来は、異国の顔をしている・・。

「如来坐像(Buddha)パキスタン・ガンダーラ、クシャーン朝・2〜3世紀、片岩。
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後光は、右のインドラ(帝釈天)と左のブラフマー(梵天)が釈尊に礼拝している姿と云う。

「女神像(Goddess and Attendant)インド・カジュラーホー、チャンデーラ朝・10〜11世紀、砂岩。
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カジュラーホーはチャンデーラ朝(10〜13世紀)の古都

「葡萄収穫(Grape Harvest)パキスタン・ガンダーラ、クシャーン朝・2世紀、片岩。
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ガンダーラではギリシャ・ローマの神話を題材としたモチーフが多く造形された、酔っ払っているのは豊穣と葡萄酒の神。

「セクメト女神像(The Goddess Sakhmet)エジプト・テーベ出土、アメンヘテプ3世治世、BC1388〜1350年頃、黒花崗岩。
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雌ライオン頭のセクメトは人々に癒しをもたらす女神らしい。

神仏ではないが唐三彩の展示があったのでついでに・・

「三彩駱駝」中国・唐時代7〜8世紀、陶製。
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墓の副葬品らしい・・

東洋館全景(2024年9月上旬撮影 撮影機材 Nikon1 J5)
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「東洋舘」は昭和43年(1968年)の開館、かつてはエジプト展などが開催されて、少年の頃に「ミイラ」を観に行った記憶がある。最近は東洋舘地下のシアターに行く程度である。

東京国立博物館付近地図


(2023年8月上旬 撮影機材 Nikon1 J5)
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