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すみだ北斎美術館(東京都) [名画と彫刻]

すみだ北斎美術館
江戸時代の浮世絵師「葛飾北斎」は宝暦10年(1760年)武蔵国葛飾郡本所割下水付近の生まれと云われる。現在の東京都墨田区北斎通りである。「すみだ北斎美術館」は、生涯の殆どを現在の墨田区内で過ごした北斎の作品や、北斎に関する情報を発信する美術館として、平成28年(2016年)に開館した。
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美術館は北斎通りにあり、近代的な外観を持つ。図書館や講座室を併設しており、ラウンジもひろいので展示室はさほど広くはない。展示室は3階から4階、1階にはチケット売り場とミュージアムショップ、地下にコインロッカーがあった。

常設展示室(4階)最初の展示は「須佐之男命厄神退治之図(すさのおのみことやくじんたいじのず)」。
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弘化2年(1845年)、牛嶋神社(東京都墨田区)に奉納された肉筆画。須佐之男命が厄神から今後悪さをしないという証文をとっているところらしい。この絵は推定復元画で、本物は関東大震災で焼失、明治時代に発行された美術雑誌などの画像をもとに推定復元された。北斎86歳、大きな作品である。

「新板浮絵新吉原大門口之図」、文化年間(1804-18年)中期頃、レプリカ
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新吉原遊郭の大門、大門を挟んで左手が新吉原、右手が衣紋坂(えもんざか)、遊郭の唯一の出入口。

諸国瀧廻り「下野黒髪山きりふりの滝」、天保4年(1833年) 頃、レプリカ
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霧降の滝は、現在の栃木県日光市男体山の麓にある滝、東照宮への参拝がてら訪れる旅人もあったとか。

冨嶽三十六景「神奈川沖浪裏」、天保2年(1831年)頃、レプリカ
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「神奈川沖」は、東海道の宿場町・神奈川(現在の横浜市神奈川区)の沖合、波間の船は房総から江戸へと鮮魚を運ぶ押送船、富士の位置から現在のアクアラインあたり、房総寄りの沖かな。

すみだ北斎美術館の常設展示は、特に注意書きがない限り撮影は可だが、展示室内が明るいので展示ケースの桟などが絵に影を落とす。観ているときは気にならないが、撮影すると影は写る・・

冨嶽三十六景「凱風快晴」、通称「赤富士」、天保2年(1831年)頃、レプリカ
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一説には、夏から秋にかけての早朝に、河口湖近辺からみた富士を描いたものと云われる。

東京国立博物館展示の「凱風快晴」
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東博の浮世絵展示室は暗い・・が、絵に影が入り込まないで撮れる。

常設展示室の最後の展示は、北斎門人の露木為一が描いた「北斎仮宅之図」をもとにつくられた「北斎のアトリエ」の再現模型。
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北斎数え84歳、榛馬場(はんのきばば)に娘の阿栄と暮らしていた頃と云う。

すみだ北斎美術館付近地図


冨嶽三十六景「凱風快晴(赤富士)」と「神奈川沖浪裏」はパスポートカバーのデザインとして秀悦。
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写真は両方とも10年パスポート[赤]だが、5年だと[青]なので「神奈川沖浪裏」には最適となる。
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冨嶽三十六景パスポートカバー「凱風快晴(赤富士)」「神奈川沖浪裏」

(2024年3月下旬 撮影機材 Nikon Zfc)
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