SSブログ

真間山弘法寺・手児奈霊神堂(千葉県) [小さな旅(千葉県)]

真間山弘法寺・手児奈霊神堂
真間山弘法寺(ぐほうじ)は、千葉県市川市真間にある日蓮宗の寺院である。奈良時代の天平9年(737年)に行基菩薩がこの地にて、里の娘「手児奈」の哀話をお聞きになり、その霊を供養するために建立した求法寺(ぐほうじ)が始まりとされる。平安時代の弘仁13年(822年)に弘法大師(空海)が伽藍を構え、寺運を一新して、「弘法寺」と改称したと云われる。

明治21年(1888年)に火災に遭い、全山悉く灰燼に帰したが、「仁王門」と「鐘楼堂」は残った。現在の諸堂は明治23年(1890年)の再建。

真間山弘法寺「仁王門」。                   (Adobe Stock my portfolioに掲載)
DFI_6462-f287b-caf0e.jpeg
仁王門に掛かる「真間山」の額は空海が記した物と伝えられているらしい。

「仁王門」から「祖師堂」を撮影。
DFI_6461-5cb12.jpeg
「祖師堂」は平成22年(2010年)の建立、宗祖日蓮大聖人を祀る。日蓮宗への改宗は鎌倉時代。

「祖師堂」付近には樹齢400年以上と云われる枝垂れ桜「伏姫桜(ふせひめざくら)」がある。
DFI_6464-451dd-bbe7d.jpeg
撮影時期が秋だから、花は咲いていない・・。

境内の小高いところにある「鐘楼堂」。
DFI_6463-f770b-8d2a8.jpeg
我が家はここから数キロ離れているが、除夜の鐘はここから聞こえる。

境内奥にある「大黒堂」。
DFI_6455-4f213.jpeg
ここに安置されている「太刀大黒天神のご尊像」は、日蓮大聖人が彫刻されたものと云われている。

真間山弘法寺の石段。
DFI_6468-ba556-80715.jpeg
石段を降りて、少し行くと左側に「手児奈霊神堂」がある。

「真間の手児奈」哀話
今から1300年ほど前、真間に「手児奈」という名の美しい娘がいた。多くの男性から求婚されたが「もし、私が誰かのお嫁さんになれば、ほかの人を不幸にしてしまう。」と悩み、争いを避けるため真間の入り江(当時は真間山の下まで海)に身を投げたと云う。

「手児奈霊神堂」、伝説の美女「手児奈」を祀る霊堂である。
DFI_6478-68c47.jpeg
「手児奈霊堂」とも称される。
DFI_6474-94dbc-5101e.jpeg

「手児奈」は多くの人に供養して貰ったので、御礼に真間の地を守護する神となったと云う。守護していただけるのは「無事安産」「孝子受胎」「健児育成」「良縁成就」とのこと。

真間山弘法寺付近地図

手児奈霊神堂付近地図


(2020年10月中旬 撮影機材 Nikon Df )
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。