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向島百花園(東京都)春 [小さな旅(東京都)]

向島百花園 春
東京都墨田区東向島にある都立庭園「向島百花園」、江戸時代に発祥をもつ花園である。開園は文化元年(1804年)、仙台出身の骨董商である佐原鞠塢(さはらきくう)によると云う。当初は梅の木が多く、梅園として営まれたが「梅は百花に魁けて咲く」ことから「百花園」と呼ばれるようになったらしい。

江戸時代には文人墨客のサロンとして利用され、園主や文人たちの構想で詩歌にゆかり深い草木類が数多く植えられたと云う。

訪れたのは4月中旬、梅の花は終わっているが、春に咲く草木も数多く。
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墨田区押上にある東京スカイツリー、園内からもよく見える。   (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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春なのに紅葉している木は「青崖(せいがい)」というらしい。

春の七草の展示。
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民営としての百花園の歴史は昭和13年(1938年)まで続き、同年10月に東京市に寄付、翌年には東京市が有料で制限公開を開始した。昭和20年(1945年)3月の東京大空襲で全焼となったが復興し、昭和53年(1978年)には文化財保護法により国の名勝及び史跡の指定を受けている。

藤棚から桜を眺める。
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桜は「普賢象(ふげんぞう)桜」、室町時代以前に人為的に作られた八重桜であると云う。

老木の藤棚。
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くねくねと曲がっているのは「三葉木通(みつばあけび)」の木、「紫蘭(しらん)」と。
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萩のトンネル「胡枝花洞(こしかどう)」。
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秋には萩の花で覆われる「胡枝花洞」、百花園での見どころの一つ。

宴の名残の赤い傘。
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撮影を終了し、園内にある喫茶で抹茶を一服。茶菓子は砂糖漬けの野菜。
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向島百花園付近地図


(2019年4月中旬 撮影機材 Nikon Df )
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