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鹿島神宮(茨城県)日本古武道演武大会 [北関東の旅]

鹿島神宮・奉納日本古武道交流演武大会
鹿島神宮は茨城県鹿嶋市にある「神宮」、常陸国一宮、近代までは伊勢神宮・香取神宮・鹿島神宮の三社のみが「神宮」と呼ばれていた。由緒と歴史の長さでは別格の存在で、創建は神武天皇元年(皇紀元年)と伝わる。

鹿島神宮・楼門。                       (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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寛永11年(1634年)水戸藩初代・徳川頼房により奉納された。重要文化財。

鹿島神宮の御祭神「武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)」は、神代の昔、天照大御神の命を受けて「経津主大神(ふつぬしのおおかみ)」(香取神宮御祭神)と共に出雲の国に天降り、大国主命と国譲りの交渉を成就された神である。

神武天皇が東征の折に窮地に陥ったとき、武甕槌大神が自身の佩刀である「韴霊剣(ふつのみたまのつるぎ)」を遣わされ、神威によりこれを救った。この神恩に感謝された天皇は御即位の年(皇紀元年)に武甕槌大神をこの地に勅祭されたと伝わる。

これらの故事から、鹿島神宮は武将の尊崇を集め「武神」として仰がれるようになったと云う。「韴霊剣」は現存しており、国宝である。

奉納日本古武道交流演武大会
この「武神」を祀る鹿島神宮において、日本古武道協会では例年、「奉納日本古武道交流演武大会」を開催し、古武道の普及振興を図っている。
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拝殿・本殿前に設置された舞台にて演武が披露される。
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拝殿・本殿は元和5年(1619年)徳川二代将軍秀忠が寄進と云う。重要文化財。
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多少なりとも武道に心得のあるものにとっては興味深い催しである。
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演武者はご高齢の方も多く、観ていてハラハラするときも・・。
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境内を奥に進むと「奥宮」がある。武甕槌大神の荒魂を祀ると云う。
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慶長10年(1605年)徳川家康が関ヶ原戦勝の御礼に本宮として奉納、その後二代将軍秀忠の本殿寄進に伴い「奥宮」として移設。

境内奥にある「御手洗池」。
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昔は参拝する前にここで禊をしたと云う。
隣に休憩所「一休」があり、鮎の塩焼きでビールを一杯いただいた、私流の「禊」かな・・。

鹿島神宮近辺地図


(2018年10月上旬 撮影機材 Nikon Df )

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