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別所温泉(長野県)北向観音 [甲信地方の旅]

北向観音
「北向観音」は、長野県上田市の別所温泉にある天台宗の寺院である。平安時代初期の天長2年(825年)比叡山延暦寺座主の慈覚大師円仁により開創された。近隣にある天台宗常楽寺を本坊とする。
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北向観音は北向きに建立され千手観音を本尊として現世利益を願い、善光寺は南向きに建立され阿弥陀如来を本尊として未来往生を願うと云う。向き合ってる両方をお詣りしないと「片詣り」と云われるようなので、善光寺をお詣りしたあとには北向観音をお詣りするらしい。

北向きの観音堂、現在の堂は享保6年(1721年)に再建、昭和36年(1961年)に増改築が施された。
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「愛染堂」は「愛染明王」を本尊とする境内にある小堂。     (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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明治15年(1882年)に献納された。

「愛染かつら」は推定樹齢1200年の霊木、「縁結びの木」。
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愛染堂とこの桂(かつら)の木に因んだ恋愛物語「愛染かつら」(川口松太郎著)は戦前・戦後と映画化されている。妻も若き頃、心ときめかせたとか・・小生は歌だけは知ってる。
”花も嵐も踏み越えて 行くが男の生きる道 泣いてくれるな ほろほろ鳥よ〜”というやつ、ほろほろ鳥は食べたことがある。

「洗心」と彫られた手水舎。
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こちらの水(温水)は別所温泉の源泉とのことだが、温かかった記憶がない・・。

「温泉薬師瑠璃殿」、伝説には行基菩薩の創建、慈覚大師の再建と云われるらしい。
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現在の建物は文化六年(1809年)に再建と云う。

北向観音の参道を撮影。
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本堂面前、香炉の上に獅子の像。
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御朱印を戴く。
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北向観音付近地図


今回、善光寺と北向観音をお詣りするにあたり宿泊したのは、信州上田・別所温泉の「旅館桂荘」。
北向観音堂の裏通りにあり、部屋の窓から観音堂が見える。
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源泉貸切風呂と地産地消の料理、落ち着いたいい宿でした。

(2018年9月下旬 撮影機材 Nikon Df )
関連ブログ:坂東三十三観音番外札所「善光寺」
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