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松江城(島根県)夏 [山陰地方の旅]

松江城 夏
山陰地方で唯一の現存天守を持つ松江城、築城されたのは関ヶ原以降で隠岐・出雲24万石藩主堀尾吉晴・忠氏。堀尾氏改易後、京極氏が藩主になるが廃絶、その後松平氏が入封し明治まで続く、別名・千鳥城。

二の丸から望む松江城天守。
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本丸入り口から天守全景を撮影。            
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外観4重、内部5階、地下1階の望楼型天守。

昭和10年(1935年)に国宝(旧国宝)に指定。

昭和25年(1950年)文化財保護法の制定により重要文化財に、この時は築城年が不詳であったので新しい国宝の指定には至らなかった。

近年松江神社において「慶長拾六年正月吉祥日」(1611年)の祈祷札が確認されたことにより築城年が特定。これにより、平成27年(2015年)国宝指定となる。

天守から望む本丸と宍道湖(しんじ湖)。            (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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宍道湖に浮かぶ小さな島は「嫁ヶ島」。

松江城の堀川沿いに歴史博物館があり、中の喫茶でひと休みできる。
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喫茶室内から庭越しに松江城天守が・・頭だけ。

松江城天守からも遠望した、宍道湖に浮かぶ「嫁ヶ島」。
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「嫁ヶ島」伝説もいくつかある模様。
・姑にいじめられた嫁が実家に帰ろうと寒さに凍った湖を渡り水死、神が憐れみ一夜にしてその嫁を乗せて島が出来上がった。
・姑にいじめられた嫁が凍った湖を渡り、この島の弁財天にお参りしたが、小用を催し氷上で用を足したところ氷が割れて水死、人々が哀れんで以後この島を嫁ヶ島と呼んだ。
等々、いじめられた嫁の悲しい伝説となっている。

小泉八雲著「神々の国の首都」にはこの「嫁が島」、松江城や橋の「人柱」、夜毎に水飴を買いに来る亡霊の話などが載っていて、出雲の国を知るなら一読をお勧め。

松江城付近地図


(2012年8月下旬 撮影機材 FUJIFILM FinePix F770EXR)
読んだ本(Amazonの該当頁へ):小泉八雲著「神々の国の首都」
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