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金刀比羅宮(香川県)秋 [四国地方の旅]

金刀比羅宮 秋
金刀比羅宮(ことひらぐう)、金比羅宮、こんぴらさんと呼ばれる香川県琴平町の琴平山(象頭山)中腹に鎮座する神社。初めに大物主神を祀り、往古は琴平神社と称したが、中古に「金比羅大権現」と改称、永万元年(1165年)には崇徳天皇を合祀している。明治元年に神仏分離令により「金刀比羅宮」と改称し現在に至る。今も昔も海上交通の守り神として広い信仰を集めている。

大物主神は天照大神の弟(スサノオ)の子孫、大国主神の別名(和魂:にぎみたま)で農業殖産、漁業航海、医薬、技芸など広汎な神徳を持つ神である。合祀されている第75代崇徳天皇は保元の乱に際し讃岐の国に配流されたが、ここで金比羅宮を深く崇敬され参籠もなされ、讃岐で崩御された。

江戸時代には金比羅講が組織され、金比羅参りが盛んに行われるようになった。

石段で始まる参道には多くのうどん屋・お土産屋が並ぶ。石段は本宮まで785段ある。
お土産屋が終わったところに「大門」があり、ここから境内に入る。ここまで365段、結構きつい。
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入母屋造・瓦葺の「大門」をくぐると、鎌倉時代から境内での営業を許された五件の五人百姓(の子孫の方々)が飴を売っている、買わなかったけど・・ね。

飴売り場を過ぎると、鳥居があり石畳が続く。
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「表書院」は重要文化財、万治2年(1659年)に建立され、内部には円山応挙らの襖絵が飾られている。
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有料です。

資生堂パーラー「神椿」で一服して、石段を登っていくと馬の像と大きな銀杏の木。紅葉の時期なので、銀杏は鮮やかな黄色に染まっていた。ここまでで595段。
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さらに石段を登ると立派な社殿が、森の石松が本堂と誤りここへの参拝のみで帰ってしまったと云われる「旭社」がある。天保8年(1837年)に建立された入母屋造の建物で重要文化財である。
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本宮を参拝した後に参拝する習わしらしい・・知らないから先に参拝した。

少し行くと手水舎があり、最後の急な石段を上がるとやっと金刀比羅宮の「本宮」に着く。
「本宮」の創建は上古に属するという以外、詳細は不明らしい。改築は幾度と行われているが、現在の社殿は明治11年(1878年)の改築、檜皮葺・大社関棟造。     (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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ここで参拝、二拝二拍手一礼。
「祓へ給へ、清め給へ、守り給へ、幸へ給へ」

奥社まではここからさらに583段登るそうです。またの機会に致したく・・。

本宮からは讃岐の国の山並みがよく見える。少し霞んでいるが、四国の山は幻想的で美しい。
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季節もよく、紅葉が綺麗。帰りに大門手前で振り向いて撮影した一枚。
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金刀比羅宮付近地図


(2010年11月下旬 撮影機材 Nikon D5000)
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