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島原城(長崎県) [九州地方の旅]

島原城
長崎県島原市、有明海に臨み、雲仙岳の麓にある。島原は戦国時代、キリシタン大名の有馬氏が治めていたが、元和2年(1616年)に4万石で松倉氏が藩主となる。初期は日野江藩と呼ばれ藩庁も日野江城(長崎県南島原市)にあったが、寛永元年(1624年)に島原城を築城し藩庁とした。

明治となり廃城令によって天守以下建造物は破却されるが、昭和39年(1964年)に天守を復興し歴史資料館としている。平成に入り日本100名城の選定を受け、城跡は長崎県指定史跡に指定された。

天守は五層、現在はキリシタン資料館。             (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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「島原の乱」関係の資料が展示されている。

島原の乱は江戸時代初期に起こった日本史上最大規模の一揆である。寛永14年(1637年)10月に勃発し寛永15年(1638年)2月に終結とされる。島原藩と唐津藩の領民が、過酷な年貢取立て、キリシタン弾圧に対し、天草四郎を総大将として一揆を起こした。一揆軍は島原旧主有馬氏の廃城である原城に籠城、幕府ならびに九州諸藩の討伐軍と戦った。人数は37,000人程と言われるが諸説ある模様。一揆軍は皆殺しとなったが、島原藩主の松倉勝家も一揆を招いた責任を問われ斬首となった。大名で斬首とは、幕府の怒りがわかる。

島原城付近地図


(2009年10月上旬 撮影機材 Nikon D80)
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