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吉野ヶ里遺跡(佐賀県) [九州地方の旅]

吉野ヶ里遺跡 秋
佐賀県神埼郡の吉野ヶ里遺跡、弥生時代(紀元前5世紀〜紀元後3世紀)の遺跡である。弥生時代後期には40haを超す国内最大規模の環壕集落となり、物見櫓を備え、祭祀の場となる北内郭、高い階層の人々の居住区となる南内郭等、内環壕によって囲まれた集落が作られていた模様である。

我が国最大の遺跡で、時代から「魏志倭人伝」の「邪馬台国」を彷彿とさせる。存在する建物群も魏志倭人伝の記述とそっくりであるが「邪馬台国」である証拠は見つかっていない。そして、紀元後3世紀後半から4世紀初めにかけて集落は突然途絶えてしまう。何故かは諸説ある模様。

現在は吉野ヶ里歴史公園として、当時の姿を体感できる様、同時期に建てられていたと考えられる建物を当時あった場所の真上に復元整備してある。

公園入口の「天の浮橋」から北内郭を望む。           (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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北内郭はまつりごとの場所、大きい建物は「主祭殿」。

櫓と柵、集落を柵が囲む。敵がいたのか、映画に出てくるような景色である。
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太陽を背にした南内郭の物見櫓、南内郭には王や支配者層が住む。
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太陽を櫓に隠した逆光撮影、影絵の効果を狙って。(撮影データ:48㎜、f/4.8、1/2500、ISO100、Nikon D80)

王の住まい、内柵で囲われており、門にはなぜか鳥の飾り。豪奢な住まいには見えない。
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南内郭の櫓から望む北内郭、「主祭殿」はひときわ大きい。
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南内郭の集会の館、王の館の隣にある。閉園間近なので人もまばら。
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櫓に登り南方向を望むと、長い城壁と一般の人々の居住地が一望できる。広大な集落を実感。
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ここに住んでいた人々は何処に行ったのだろう、我々の先祖だろうけど。

吉野ヶ里遺跡付近地図


(2009年10月中旬 撮影機材 Nikon D80)
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