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香取神宮(千葉県)下総国一宮 [南関東の旅]

香取神宮 春
明治以前に「神宮」の称号を持って奉祀されていたのは「伊勢神宮、香取神宮、鹿島神宮」のみであると云う。日本の神話において大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)の国譲りに活躍する経津主大神(ふつぬしのおおかみ)を祭神としている。
全国でも有数の古社であり、社伝では神武天皇18年の創建とされている。千葉県香取市に鎮座し下総国一宮、全国の香取神社の総本社、式年大祭は午年(うまどし)の十二年毎。国宝の海獣葡萄鏡があり、本殿や楼門は重要文化財となっている。

古代の関東平野には現在の霞ヶ浦、印旛沼、手賀沼を含む一帯に「香取海」という内海が広がっていた。香取・鹿島神宮はその地勢学的重要地に鎮座し、ヤマト政権における蝦夷進出の兵站基地として機能したと見られている。香取・鹿島神宮は古くから軍神として朝廷の深い崇敬を得ていると云う。

表参道入り口となる「二の鳥居」。
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駐車場からここまでが、両側にお店が並ぶ賑やかな通り。

表参道に入るとゆるい上り坂、鬱蒼とした木々が視界を覆い、厳かな気分になる。
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表参道に入ってすぐ左側に「要石」への入り口がある。

「要石(かなめいし)」は地中で地震を起こす大鯰を押さえつける守り神として現在に伝わる。
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常陸国の鹿島神宮にも「要石」があり、鹿島・香取の要石で地中に棲む大鯰の頭と尾を抑えるとの伝。

三の鳥居を過ぎ、階段を上ると「総門」。
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「楼門」は重要文化財、元禄13年(1700年)の造営、入母屋造、楼上の額は「東郷平八郎」の筆。
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「拝殿」は国の登録有形文化財、昭和の大修築による造営。    (Adobe Stock my portfolioに掲載)
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ここで、お詣り。拝殿の奥が重要文化財の本殿になる。

香取神宮付近地図


(2009年4月下旬 撮影機材 Nikon D40)
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